単行本が出てたので、読んでみた。面白かったのに残念。
こうした作品が10週打ち切りな所にジャンプの長所・短所が如実に現れると思う。
読者に人気が無いと判断すればスパッと切る事である種の質を
維持してきた事は間違いないけど、必ずしも人気が無い=面白く無いでは無い。
ただジャンプ的な価値観から排除されただけである。
ユンボルはロケットで突き抜けろやグランバガンとかと比べたら遥かに面白い。
アンケート人気は取れなかったが、それは仕方ないと思う。
メカでファンタジーで、そのメカがさらに人型ではなく重機ですから。
昔から少年誌ではメカやSFは鬼門とされてたが、今回もその例に漏れなかった。
また、ジャンプのヒット作の次の作品は大コケするという法則も見事に発動した。
ヒット作の次の作品が大コケするのは、前作のヒットをから
作り手が内容を詰め込みすぎたり、過剰になったりするからだと思う。
まぁ確かに僕が子供だったら、内容がわからなくて敬遠したと思う。
緻密で過剰な世界観や設定は単行本巻末に載っている資料を見れば
よくわかるのだが、それが子供受けしない理由の一つだと感じた。
大人でメカ好きなら楽しめるけど、子供にはとっつきづらいですよ。
作者の過剰な思い入れと作り込みは評価できるし、作品も面白いが、
ジャンプという媒体との相性のためか不運な結果となってしまったなぁと感じる。
ウルトラジャンプなら相性良いと思いますけど。
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