脚本:堀田史門(酒井あきよし)
演出:鳥海永行
作画:二宮常雄
動画:井口忠一
話がまず凄い。
地球側に友好を求めてきた宇宙人をテッカマンが容赦なく撃破。
この宇宙人の生き残りがアンドロー梅田と仲良くなりながら
テッカマン=城二に復讐を誓う展開。
城二がワルダスター的ポジションに立った展開。
アメーバ星人に居場所を聞いた城二は、
アメーバ星人を逃がしつつも最後はトドメを刺す容赦無い展開。
最後は、城二が敵の宇宙船を奪った後に
生き残った宇宙人の女性に向かって「殺してくれ」と懇願。
アンドローは素直に謝ればいいのにというのに、
「素直に謝って済む事か」と意地を張る城二。
この辺りのキャラのやり取りも、救いは無く容赦ない。
台詞の一つ一つに重さを感じさせつつも、
要所で入るナレーションが効果的。
何より、鳥海永行さん演出が冴えている。
アンドローが海辺にたたずむ描写とか素敵。
あと描写というか空気感が容赦ない。
特に上でも書いた、城二がアメーバ星人を殺す所とか。
押井監督が師匠の鳥海永行さんを
「タツノコの権化のように見られているけど、実は異端だった」と評していたが、
宇宙の騎士テッカマンの鳥海さん演出回を見ていると、押井さん評もわかる気がする。
鳥海さんは他の方に比べて演出や描写が容赦ない。というか、他の回に比べて浮いている。
基本テッカマンはハード路線で、笹川さんの演出も描写はハードだけど
鳥海さんの演出は、感情的にやるせないというか、つらさまで感じさせる。
あと弟子の押井さんと一緒で、ダレ場を作るのは似ている。
あとは酒井あきよしさんってこんなにハードな話を書けるんだって所も脱帽。
全盛期のタツノコは、凄いとしか言いようがない。
ところで、ダウンタウンのごっつええ感じで「バイオハンター」という
板尾がロボコップみたいなヒ-ローに扮するコントがあった。
このコントではバイオハンターが敵を倒すシーンと、
全内容を説明してしまう次回予告だけで構成されるという変わったコント。
そしてテッカマンを見ていて思ったのが、
この次回予告のナレーションの内容というかセンスは
たぶんテッカマンが元ネタだと思うのだが、いかがか。
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一つ一つの台詞がキャラクターの感情をダイレクトに伝えてくる感じが凄い。