イゼルカントの狂気を引き継ぐゼハート
今回メインで描かれたのは、ゼハートの心境。
前回、イゼルカント様からプロジェクトエデンとガンダムレギルスを託されて
人類の新たな未来を築く事を決心したゼハート。
そしてEXA-DBによって進化したMSシドを倒さなければ、
イゼルカント様の意志を引き継げないと決心したのでしょう。
要はシド打倒を目標にしたようです。
でも実際は、ゼハートはアセムの協力がなかったらシドを撃破するのは難しかったと思います。
ただ結果的にアセムに協力してもらいつつも「レギルスの使い方がわかった~!」
って悟っちゃったから、結局シドを倒す倒さないは、
最終的にはゼハートの覚醒に関係がなかったのかもしれません。
要はゼハートはシドとの戦いを通して、レギルスの使い方を学んだ事は確かなようですし
戦いを通してよりイゼルカント様の意志を継ぐ決心が固まったようでした。
ただシドは結局生き残っているようで。
これだとEXA-DBは破壊できてないこと扱いでしょう。
そして今後も物語に食い込んでくることは間違いないようです。
もしかするとラスボスフラグへの布石かもしれません。
そうなると、地球・ヴェイガンの共闘フラグも起こり得る可能性があるかもと予想します。
カッコイイ戦闘シーン
戦闘シーンは素晴らしいです。
シドのビーム攻撃をかわすゼハートのシーンなどを見ても
ビームのエフェクトが動かし方や画面の処理的にもかっこいいですし
ゼハートの避けまくるアクションも見所。
またアイディア的にも、途中で旧友かつ宿敵のアセムと共闘させて
アセムがワイヤーで消えてしまうシドを補足できるように段取りして
ゼハートが仕留めるという連携攻撃は見ごたえがありました。
なんだかんだで敵でありながら旧友であり、二人の関係の深さを感じさせる描写でした。
シドもなんだかんだで強さを見せつけてくれたので、バトルも盛り上がりました。
中々勝つのが難しそうって私は感じましたし。
そんな敵が強かったからこそ、アセムのワイヤー作戦の成功による撃破に対し
視聴者はカタルシスを得ることができるのでしょう。
それにしてもこうした戦闘シーンを見せられると、戦闘シーンに関して不満を持つ人は、
初期の頃に比べたら少なってきているのではないでしょうか。
それぐらいの充実感がAGEにはあると感じます。
今回の絵コンテは加瀬充子さんと西澤晋さん。
両お方とも私の中ではサンライズ的なメカアクションが上手い方という認識です。
ただどっちが戦闘シーンの担当をやったのかはわかりかねますが・・・。
メカ作画監督には金世俊さん。
この方の動かし方は生理的に気持ちよく感じられるのと
見た目が派手なビームエフェクトが気持ち良いですね。
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百年(七十年)間における技術の進歩を、戦闘における地味さ→派手さにすることで演出してるんだと思います。