遠まわりする雛とは折木君のこと。
遠回りした折木君の先にあるのは・・・
二人の物語はまだまだ続くのでしょう。
氷菓最終回。
桜の色に支配されたビジュアルが
幻想的でインパクト大でした!
感想
朝、千反田えるさんに呼ばれる折木君。

どうやら祭りの手伝い、千反田さんが折木君を傘差しをお願いしたいようです。

祭りの準備でてんてこ舞いな、会場の控え室。
それにしても祭りの実行委員会な人達の声を聞いていると、
永井一郎さん、千葉繁さん、二又一成さん、石塚運昇さんなど
ずいぶんベテランさんが出演していてビックリ。
永井さん、千葉さん、二又さんが一緒の作品にいると
うる星やつらを彷彿とさせますね。
何というか音響監督が斯波重治さん的というか。

全く似合わない折木君。

そして祭りのスタート。
まず出てきたのはイリス先輩。
イリス先輩を見たときの折木君はまぁ綺麗だなぁと思ったぐらい。


でも次に出てきた千反田さんを見たときは、見える景色が一変。
途端に眩しく映り、カメラもその光をとらえているかのようです。
折木君にとっていかに鮮烈に映ったかを指し示すショットです。
そして傘差しの道中、折木君は気になってしまったようです。
そう千反田さんを正面から見たくなった。

祭りが終わったあと、イリス先輩とご対面。
前の経緯があり、折木君はイリス先輩には本音を話しづらいと思っているようで。
でもそんな折木君の心を見透かしたかのようにイリス先輩は話しかけてました。

緩めの重ね着をした千反田さんの服装が印象的。
折木君が寒いって言ってるように、寒い季節で重ね着しているのでしょう。

今回起こった周るルートの件で、気になっている千反田さん。
折木君の服を着せてくれたお兄ちゃんがどうやら
桜の咲く道をルートにしたかったからではという推理を立てていました。



帰り道、二人は進路について話します。
折木君は文系、千反田さんは理系を選択したようです。
そして千反田さんは大学に進学して、必ず故郷に戻り千反田の家を引き継ぐ決心を伝えます。
故郷に戻ったあとは、新しい作物を作って豊かになるたいと将来の展望も語ります。
折木君はどうやら、ここで千反田さんに対して
「お前が諦めた経営的戦略眼についてだが、俺が収めるのはどうだろう」と
「自分が隣にいてやるよ」みたいな事を言ったらどうなるか妄想します。


折木君はこの言葉で完全に千反田さんをはっきり意識している事を告白しました。
たぶん決定的だったは、祭りの時に千反田さんの顔を見たくなったこと。
今まで意識下だった感情が、フワッと意識上へとふつふつと湧き上がったのでしょう。

ただ実際には折木君が言わなかった告白めいたセリフ。
ここで彼らが通る途中にあった「通行止め」の標識が効果的に映ってきます。
そう、折木君の想像は通行止の橋を進むような選択だったのかもしれません。
言い換えれば今回のサブタイトルは「遠まわりする雛」。
本当であれば、この通行止の橋を渡る=千反田さんに告白する方が色々早いのですが
通行止の橋はもちろん渡れないので、折木君は遠まわり=告白しない事を選択します。
つまり遠まわりする雛とは折木君の事であり、遠回りとは告白しなかったという意味でしょう。
こうした情景を表現するために「通行止め」という舞台背景を使い
折木君の心のシンクロする演出は上手いなぁと思いました。

二人の人生はこれからも続きますが、余韻が残るラストでした。
シリーズのまとめ
推理ものの要素と古典部というサークルを中心とした青春群像劇が繰り広げられた作品。
推理ものといえば、殺人が起きた→犯人やトリックを推理する、
というイメージが強かった私ですが、本作やGOSICKなどを見て
推理ものといっても、色んなパターンがあるんだなぁと学ばさせてもらった作品でした。
そんな中で千反田えるさんの女神のような可愛さと純粋さが、
省エネ主義だった折木奉太郎という一人の少年を変えていく話でもありました。
千反田えるを納得してもらうのが最終的には省エネになるという判断から始まり
千反田の「私、気になります」と言われれば受け入れざるを得ない展開になり
最後は彼女の魅力を受け入れたかに見えた折木君でした。
少年少女の淡い恋物語とともに、サークル活動・学園祭と学校の生活を描きつつ
折木君たちの心のゆらぎを描いたのも本作の特徴でした。
京都アニメーションらしくハイクオリティな映像。
演出的には5話の木上さん、14話の山田尚子さん+植野千世子さん回が光りました。
他にも若手の内海さんや坂本さんの仕事が印象的で
作品をこなすことで成長している兆しが見られる感じがしました。
また音楽の田中公平さん。やはり音楽がインパクト大です。
自然に個性を強烈に放つというか、音楽がかかっていることを体感させる
田中さんの音楽の強さを本作を通して、改めて感じさせられました。
何より千反田えるさんが可愛かった!
そしてえるさんの不思議な髪型が
「私、気になります」
以上!
ありがとうございました!!!
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感想
朝、千反田えるさんに呼ばれる折木君。

どうやら祭りの手伝い、千反田さんが折木君を傘差しをお願いしたいようです。

祭りの準備でてんてこ舞いな、会場の控え室。
それにしても祭りの実行委員会な人達の声を聞いていると、
永井一郎さん、千葉繁さん、二又一成さん、石塚運昇さんなど
ずいぶんベテランさんが出演していてビックリ。
永井さん、千葉さん、二又さんが一緒の作品にいると
うる星やつらを彷彿とさせますね。
何というか音響監督が斯波重治さん的というか。

全く似合わない折木君。

そして祭りのスタート。
まず出てきたのはイリス先輩。
イリス先輩を見たときの折木君はまぁ綺麗だなぁと思ったぐらい。


でも次に出てきた千反田さんを見たときは、見える景色が一変。
途端に眩しく映り、カメラもその光をとらえているかのようです。
折木君にとっていかに鮮烈に映ったかを指し示すショットです。
そして傘差しの道中、折木君は気になってしまったようです。
そう千反田さんを正面から見たくなった。

祭りが終わったあと、イリス先輩とご対面。
前の経緯があり、折木君はイリス先輩には本音を話しづらいと思っているようで。
でもそんな折木君の心を見透かしたかのようにイリス先輩は話しかけてました。

緩めの重ね着をした千反田さんの服装が印象的。
折木君が寒いって言ってるように、寒い季節で重ね着しているのでしょう。

今回起こった周るルートの件で、気になっている千反田さん。
折木君の服を着せてくれたお兄ちゃんがどうやら
桜の咲く道をルートにしたかったからではという推理を立てていました。



帰り道、二人は進路について話します。
折木君は文系、千反田さんは理系を選択したようです。
そして千反田さんは大学に進学して、必ず故郷に戻り千反田の家を引き継ぐ決心を伝えます。
故郷に戻ったあとは、新しい作物を作って豊かになるたいと将来の展望も語ります。
折木君はどうやら、ここで千反田さんに対して
「お前が諦めた経営的戦略眼についてだが、俺が収めるのはどうだろう」と
「自分が隣にいてやるよ」みたいな事を言ったらどうなるか妄想します。


折木君はこの言葉で完全に千反田さんをはっきり意識している事を告白しました。
たぶん決定的だったは、祭りの時に千反田さんの顔を見たくなったこと。
今まで意識下だった感情が、フワッと意識上へとふつふつと湧き上がったのでしょう。

ただ実際には折木君が言わなかった告白めいたセリフ。
ここで彼らが通る途中にあった「通行止め」の標識が効果的に映ってきます。
そう、折木君の想像は通行止の橋を進むような選択だったのかもしれません。
言い換えれば今回のサブタイトルは「遠まわりする雛」。
本当であれば、この通行止の橋を渡る=千反田さんに告白する方が色々早いのですが
通行止の橋はもちろん渡れないので、折木君は遠まわり=告白しない事を選択します。
つまり遠まわりする雛とは折木君の事であり、遠回りとは告白しなかったという意味でしょう。
こうした情景を表現するために「通行止め」という舞台背景を使い
折木君の心のシンクロする演出は上手いなぁと思いました。

二人の人生はこれからも続きますが、余韻が残るラストでした。
シリーズのまとめ
推理ものの要素と古典部というサークルを中心とした青春群像劇が繰り広げられた作品。
推理ものといえば、殺人が起きた→犯人やトリックを推理する、
というイメージが強かった私ですが、本作やGOSICKなどを見て
推理ものといっても、色んなパターンがあるんだなぁと学ばさせてもらった作品でした。
そんな中で千反田えるさんの女神のような可愛さと純粋さが、
省エネ主義だった折木奉太郎という一人の少年を変えていく話でもありました。
千反田えるを納得してもらうのが最終的には省エネになるという判断から始まり
千反田の「私、気になります」と言われれば受け入れざるを得ない展開になり
最後は彼女の魅力を受け入れたかに見えた折木君でした。
少年少女の淡い恋物語とともに、サークル活動・学園祭と学校の生活を描きつつ
折木君たちの心のゆらぎを描いたのも本作の特徴でした。
京都アニメーションらしくハイクオリティな映像。
演出的には5話の木上さん、14話の山田尚子さん+植野千世子さん回が光りました。
他にも若手の内海さんや坂本さんの仕事が印象的で
作品をこなすことで成長している兆しが見られる感じがしました。
また音楽の田中公平さん。やはり音楽がインパクト大です。
自然に個性を強烈に放つというか、音楽がかかっていることを体感させる
田中さんの音楽の強さを本作を通して、改めて感じさせられました。
何より千反田えるさんが可愛かった!
そしてえるさんの不思議な髪型が
「私、気になります」
以上!
ありがとうございました!!!
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