感想現実の世界に帰還したキリト。
彼は救われたものの、アスナはまだ目が覚めないままであり
さらにアスナの婚約者ということで須郷伸之さんが登場。
須郷伸之はアスナの命綱を握っているのは自分だと主張し
アスナから手を引けとキリトに言います。
そんな状況に絶望したキリトですが、妹(正確には従姉妹)の直葉に支えられつつ
再び彼自身のやるべきことを見出す。
そんな時にメールでアスナの画像が送られてくるという幕引きでした。
2クール目に来て恋のライバル、いや恋の障壁という言い方が良いでしょう。
キリトとアスナを繋ぐのを邪魔する存在として須郷伸之さんが出てきました。
須郷伸之さんは嫌らしい存在ですね。小悪党っぽい感じもありますが
子安さんが演技しているだけあって、一筋縄ではいかなそうです。
特にアスナの髪をクンカクンカする須郷さんは敵役として最高の振る舞いでした。
そしてこうした恋とか結婚というような要素がより前面に押し出されるに連れて
本作が仮想現実空間での生き残りサバイバルゲームをメインにスタートしつつも
現実世界へ出ることで、よりキリトとアスナの恋と愛の物語である事が強まる展開を
推測させるに十分に足る展開だと思いました。
キリトはこれからも一途にアスナを追いかけていくのでしょう。
と一方で、今回の最大のポイントは妹の直葉さんです。
直葉さんは剣道に勤しみ、2年ぶりに行ったキリトとの稽古では一本取ってしまいました。
そんな直葉さんはアスナと同じくキリトに想いを抱いているようです。
そしてキリトがアスナを思う事をより知ることで、
直葉もキリトへの想いをより強くする印象を、
今回の先に寝てしまったキリトを見ていた直葉の姿に見ることができると思いました。
そんな直葉の想いは成就するのか。
絶望するキリトを励ます直葉の裏で、月だけがその二人の光景を見つつ、
さらに潜めている直葉の気持ちまでも月は知っているという見せ方をしていたのが印象的でした。
でもキリトはアスナ一本っぽいですから、成就しないのでしょう。
それは直葉が竹刀を一人で振るう行為とも重ねて見えてしまう気がします。
OPとEDがそれぞれ変更。
OPの絵コンテはまさかのあおきえいさん、原画に竹内哲也さん。
EDの絵コンテは出合小都美さん。
OPはカット割りと曲の小気味よいシンクロが気持ちよく、
EDは画面の作り方が良かったです。
特に右上に出ていた装飾物っぽいのが気品さを感じさせてくれました。
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