感想1話も見たのですが、2話も引き続き面白いです。1話はアバンからAパートまでずっとシリアス調で展開して
Aパート最後の真鍋君の言葉でガラリと琴浦さんの周りを取り囲む空気が変わる。
そしてBパートは基本的に真鍋のカッコヨサとエロ妄想で
展開を引っ張るコメディ的な展開でした。
だから2話もBパート以降のコメディっぽさで展開が続くかと思っていました。
しかし私の予想とは違う展開。シリアスとコメディの塩梅が素晴らしい展開。
特にシリアス成分が強めだったのが意外で、
このシリアス成分が1話に続く物語/ドラマの緊張感を保たせていました。
琴浦さんをESP研究会に勧誘した御船さんは
過去に母親が超能力者だったようですが、
嘘つき能力者と世間から白い目を見られて悲惨な結末を迎えたようです。
そんな三船さんは琴浦さんに優しいのですが、彼女を利用してしまう面もある。
この距離感というか複雑な想いが、ドラマを盛り上げます。
一方の森谷は真鍋を琴浦さんに取られた悔しさから、琴浦さんに復讐します。
この森谷の嫉妬に燃えた執拗な想いを
琴浦さんに読ませることで、琴浦さんは吐いてしまいます。
こうした御船も森谷も心にドロドロしたものがあって、
その気持ちを琴浦さんを読み取ってしまい、琴浦さんは彼女達の業を背負い込む。
キャラクター同士の本音のやり取りがドラマを盛り上げていると感じました。
何より真鍋君のキャラがいい。
ギャグ要員として抜群に機能しているのと、
エロ妄想でサービスシーン的提供もしてくれる機能もある。
そんなふざけたキャラがものすごくカッコイイのが素晴らしい。
「好きだからだ。文句あるか!」
真鍋君のこの言葉には強くグッと来るものがありました。
この台詞を言わせるための盛り上が方が今回は素晴らしい!
コメディとシリアスのさじ加減は真鍋君の腕にかかっているといえます。
その意味で、この作品の最大のキーパーソンは真鍋だと私は感じます。
つまり真鍋君の明るさと前向きさとエロ妄想とカッコよさが
琴浦さん始め、他のキャラクターが抱えている業を振り払うような感じがします。
緊張感が持続しつつも、テンションが落ちない。
まさか2話もシリアスでキツイ展開を突きつけてくるとは思いませんでした。
吐く描写も含めて、これは良い意味で裏切られた。大満足です。
絵コンテの三原武憲さんは最近ゆるゆりの担当した回でも印象的でしたが
三原さんの絵コンテ回は面白いですね。
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