革命機ヴァルヴレイヴ1話を視聴。面白かった。
主人公がヒロインの好きな女の子と結ばれそうになった瞬間に、
そのうちもう一人の主人公にとってのヒロインになるであろうの男の子に寝取られる、
逆レイプされるような展開であり、分断と結合が一緒に訪れる感じが面白かった。
あとニンゲンヤメマスカは、
ローゼンメイデンの「まきますか、まきませんか?」が元ネタではないかと思った。
メカ戦闘や学園シーンのビジュアルも充実しており、千住明さんの音楽と
そして手練手管な松尾衝さんの演出が見事に合致していたと思う。
さて、松尾監督はヴァルヴレイヴで富野由悠季的なカットインを2回使っていた。


ちなみに富野由悠季的カットインはこんな感じ。

(ブレンパワード)
松尾さんが以前手がけたOVA「ガンプラビルダーズ」でも同様のカットインが使われていた。
ただあれはガンダムっぽい演出を要請された側面もあったようにも見えたが、
本作でも使ったことで、松尾監督はロボットアニメでカットインを使うのがわかった。
そんな松尾監督はロボットアニメと富野由悠季監督につて以下のように語っている。
松尾:以前からロボットアニメには興味をもっていたんです。富野由悠季監督と劇場版「機動戦士Ζガンダム A New Translation」のスタジオ演出をさせていただいて、ロボットものに可能性を感じたんです。正確には富野監督の仕事に影響されたということかもしれないですね。
月刊ニュータイプ2013年5月号 革命機ヴァルヴレイヴ 松尾衡監督インタビュー
松尾さんが薄々富野さんの影響があるようにうすうす感じてはいたが、
この富野さん的、サンライズ的な技も使う人なんだなというのが
革命機ヴァルヴレイヴ1話を通してわかった。
この辺りは作品ごとの要請に従っているのだろう。
ちなみに富野さんというと、
本作のシリーズ構成の大河内一楼さんはキングゲイナーで、
また音楽の千住明さんは機動戦士Vガンダムで富野さんと一緒に仕事をしていたりもする。
この辺りの主要スタッフの布陣の采配は、
ブレンパワード・キングゲイナー・リーンの翼で富野さんと一緒に仕事をし、
本作のプロデューサーでもある河口佳高さんの匂いがプンプンする。
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