ヴァルヴレイヴ9話を視聴。
なんというか、段々とピントが焦点が合ってきた印象を受け、
段々と純粋にストーリーに興味が沸く展開になっていると思う。
つまりは、より面白いくなっている。


冒頭にある櫻井アイナ追悼をSNS的なもので行っている描写。
SNS的描写はこれからも断続的に続けられるのだろう。
ボタン一つで追悼の意を現す社会にヴァルヴレイヴの社会はなっている。
局面局面に応じて、SNS描写が用いられ、視聴者に色々考えさせるフックになっている。

サンダーさん、結局搭乗する事になったようだ。
今までコメディリリーフ的な立場な存在だと思っていた。
例えるなら本作のシリーズ構成である大河内一楼さんが手がけた
「コードギアス」の玉城真一郎的なキャラなのかなぁと思っていたが、
ヴァルヴレイヴに搭乗したことで、サンダーもまた物語の本流に完全に乗っかったようだ。
一方でネットで追悼の意を現す人々の行為とは別に
直接、戦う道を選んだサンダーという対比がある。
それにしてもヴァルヴレイヴは強い。
どうやら学園も生徒もあの街も全て、ヴァルヴレイヴの為に存在していたようだ。
そして学園はパイロット養成機関的な役割があったようだと説明され、
実戦未経験者でも戦える理由はフォローされていた。
それでも圧倒的に強いし、一方で敵の偉い人は、やられることを想定内のように振舞うし、
全てが想定内の茶番でしたと言わんばかりの感じで進んでいて、興味深い。


犬塚キューマが戦闘中に見えた、櫻井アイナの幻影。
戦闘中にこういう好きな女の子の幻影をみるのは、サンライズ的だなぁというか。
アムロもララァの幻影を見続けて、キラもフレイを見続け・・・
しかしアイナに振られたと感じた(この振られたという言葉は意味深)犬塚氏は
吹っ切れたように戦う。幻影を乗り越え戦い、ニンゲンヲヤメタ男の姿がここにある。
ピンク色の爆破といい、死んだ少女の幻影を見るといい、
ヴァルヴレイヴはサンライズ的な文脈を使うなぁと思うのであった。
今回、松尾衝さんがコンテ。
9話中7回目のコンテと、ハイペースでコンテを切り続ける松尾監督。
プレスコという手法もあるのだろうか、
コンテでこの作品の根本を抑えたいという松尾監督の作劇なのだろうと推測。
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山田ライゾウ=ヴァルヴレイヴ3号機(火神鳴)。
流木野サキ=ヴァルヴレイヴ4号機(火ノ輪)。
犬塚キューマ=ヴァルヴレイヴ5号機(火打羽)。
ここまで揃った。残りはヴァルヴレイヴ6号機(火遊)のみとなった。色的に二宮タカヒに乗ってほしいところである。イメージカラーでも彼女は紫という感じだし、なんか相性よさそうな感じである。
なんかキューマの乗る5号機を見ていると、アクエリオンEVOLに出ていた「アクエリオンゲパーダ」を思い出させる。両腕に装備されている弓状の武器はキューマの力、両肩にある大型シールド「IMP(アイエムピー)」はアイナの力という印象を受けてしまい、2人で戦い勝利したという感じだったなぁ。