俺の妹がこんなに可愛いわけがない。12話。
あやせが京介に本心を打ち明け失恋を体験するせつない話だ。
さて、今回は京介とあやせの話だったので、
二人の距離感が気になってしまった。
特にあやせが実質通い妻状態になって京介をお世話する
Bパートになってから、二人の距離/距離感をみていくと面白い。

Aパートでも、京介のお世話役を巡って、みんな火花を散らす中、
桐乃を除いて、参戦しなかったのがあやせ。
ここでも京介とあやせの距離は遠い。

基本的にはあやせが京介に暴力行為を行う時以外は、お互い距離を詰めない。
この詰めないけど、フレームに収まるぐらいの距離感がベースとなっている感じだ。

一回、京介が悶々としてあやせのシャワーを覗こうとするシーンがあり
これは唯一といって良いほど、今回京介の側から距離を詰めてきたシーンだった。
ただまだ二人には距離がある。

流石にコーヒーを入れてあげるシーンの時には距離がグッと近くなる。

お互い、大事な感じで話していても、
二人は部屋の対角線上に位置する感じで、距離をとっている。
あやせが京介の勉強の邪魔にならないよう、視覚に入らないようにする為でもあるが
あやせが京介にアタックしたいなら、もっと距離を詰めてもいいような気もする。

そしてあやせの告白シーンでも、二人の距離感は近からず遠からず。
この距離感が京介とあやせの距離感ではないかなぁと感じる。
結局、あやせは振られてしまうのだが…

それでも、あやせが最後の最後で距離を一気に詰めていったキスシーン。
今まで距離感を詰めなかった描写をベースに置き、その描写を積み重ねているので
こうした距離感の縮まり具合が、グッと来るように演出的効果をもたらしている。
この二人の距離感が今回、面白かった。
※以下妄想
あやせはたぶん恋が実らないのは薄々わかっていて
でも京介と一緒にいられる機会があったのは嬉しかったのだろう。
だから度を超えず、世話役に徹したのだろうし、
あやせも結果がわかっているからこそ、
そこまで積極的に距離は詰めなかったと思う。
※おまけ

あやせの千切りキャベツ。ちゃんとキャベツの千切りに見える作画。
あやせが手料理ができる事、家事ができることを視聴者に分からせる描写でもあった。
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ダメだ、キャベツと聞くとどうしても例のアレを思い出してしまう…。