今回は、まずこれ。


まさか英雄故事(映画「ポリスストーリー 香港国際警察」のテーマ曲)が聞けるとは。
アクション映画が好きな司令らしい、選曲だ。
それ以上にこういう選曲と修行シーンを挟むのが、シンフォギアらしくてとても好きだ。
1期の修行シーンの延長線上に今回の修行シーンがあるわけだが、
こういうある種の変さをも許容できるのが、シンフォギア世界の魅力だと思う。
また、構成的な面から見てみると
行方不明の未来が生きている証拠が掴んでからの修行シーンであることがわかるが、
響達の絶望感からの開放、そして楽しい修行という流れが見ていて気持ちがいい。
話の流れ的にも繋がっていて、シーン単体で浮いていないのがいい。
何よりユーモアあるシーンで見ていて楽しい。
私はシリアスを活かすには、
どうユーモアを巧みに織り交ぜていくかという点が大切だと思っている。
端的にいえば、ユーモアがシリアスを引き立たせると思っている。
このシリアスとユーモアの面から見ても
ここでユーモアある修行シーンを挿入して来た事が、次の展開ですぐさま生きて来る。
それは、

捕らえられた未来が、シンフォギア装者(?)になってしまったこと。
修行シーンのユーモアからのこの落差ある展開。痺れる。
未来は虚ろな瞳を見る限り、操られている感じなのだろうか。
まとめ
今回の流れをシリアスとユーモアの流れで見るならば
未来が行方不明→絶望(シリアス)
未来が生きている→可能性・希望の広がり(シリアスからユーモア)
未来を救うために修行→今回のベストハイテンション(ユーモア)
未来が敵に→なんてこったい(シリアス)
以上のように
シリアスの間にユーモアを挟み込んで、両者の緩急をつけていることがわかる。
物語の中盤で、ユーモア(修行シーン)を入れたことが、
ラストの未来登場(シリアス)にインパクトを与えていることがわかると思う。
それにしても、響と未来が敵味方に分かれるのは
待ちに望んだ展開だが、それを平然とやってのけるシンフォギア。
2期は物語的に何ができるのだろうと思っていたのだが、
予想以上に物語的に盛り上がっていて、ファンとして嬉しい限り。
このまま突っ走って欲しい。
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