戦姫絶唱シンフォギア10話。
展開も佳境に入り、盛り上がりを大いに感じさせる中、
今回は各キャラの台詞回しが良かった。
ドクター「愛ですよ」
ナスターシャ「なぜそこで愛?」未来をシンフォギア装者になれたことについて語る二人。
愛という言葉の仰々しさと、
ドクターとナスターシャの顔のアップの仰々しさが見事にマッチング。
画面の見栄え的に濃い映像展開がハマっている。
響「死んでも未来を連れて帰ります。」師匠「死ぬのは許さん。」響「じゃぁ死んでも生きて帰ってきます。
それは絶対に絶対です。」私は矛盾があるもしくは矛盾を抱える状態や感情が好きだ。
人が生きることは常に矛盾が潜んでいると思うからだ。
だから、この死んでも生きるという矛盾に満ちた響の台詞は好き。
とにかく未来を助けたい、響の想いがガツンと伝わる。

司令「勝算はあるのか?」響「思いつきを数字で語れるものかよ。」1期で司令が言っていた台詞を、ここで響が司令に返す。たじろぐ司令。
響の変化、そして司令からの影響を感じさせる言葉。
もっといえば、響の格が司令の域に近づいているという事の証明でもある場面。
二人のキャラクターの格のせめぎあいが見られるシーンも個人的には好き。
未来「離して」響「嫌だ。離さない。もう二度と離さない。」人も世界も繋がれる、そして繋がることを恐れないのがシンフォギア。
二人が再び繋がる瞬間。この瞬間がシンフォギア。今回のクライマックス。
まとめ
今回の台詞回しは金子彰史さんの手によるものだと思うが、
金子さんの言葉遣いは、個人的に心地いい。ハッタリが効いている。
またこうした台詞を実際に表現する声優さんの演技も素晴らしい、
特に悠木碧さんの絶叫気味の演技は心地いい。
叫び気味の挿入歌と相まって感情的に何度も揺さぶられる。
今後の展開が待ち遠しい。
これは毎回、引きが見事なのが大きい。
クリスがどう動くのか、マリアさんに活躍の場が訪れるのか。
響の身体はどうなってしまうのか。来週が楽しみ。
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