ワルキューレロマンツェ 7話が面白かった。
今回は、スィーリア先輩と茜が風車の中で衣服を失い
裸で右往左往するエロ展開が素晴らしかった。
最初はここまでのエロ展開が予想できなかったが、
この展開のヒントは実は、2カット目に提示されていたのだ。

それは上の和傘のカットだ。
このカットは本編2カット目のカット。
その前のファーストカットは茜の顔を映すカットだったが、
その次はこの生花で使う和傘を俯瞰で映したカットだ。
この和傘をよく見てみると「おっぱい」をイメージしているのがわかる。
石突は乳首を表現し、円形の傘はおっぱいの形を表しているようにも見える。
つまり今回はエロ展開をやりますという宣言が、この和傘を映すカットだったのである。

次にスィーリア先輩と茜がエロを繰り広げる舞台になった
風車は、風車の形通り、男性器(おちんちん)である。
男性器の中で二人はあんなエロ展開になるわけだ…。

二人のエロ展開が始まってからの
風車が回転するのは、マスターベーションのイメージだろう。
回転し始めたことで、エロ展開に拍車がかかる。

風車内で精製される小麦粉は精液/射精のイメージ。
おそらく風車が回転した事で作られている意味でも、射精のイメージなのだろう。
しかも外では学生達が写生(射精)大会を始める展開。
それにつられて、茜達が射精を連呼する状態。

そんな精液に見立てられているものを体に付けて変装する二人。
外では写生/射精大会の学生に囲まれ、
自身達も射精と連呼してしまったが故に、
精液を身にまとわなくてはいけなかったのだろう。
こんなエロ展開でも主人公は下着を拾おうが
二人が裸の姿を見ても殆ど動じないわで、
改めて貴弘のストイックさが浮き彫りになる展開だった。

そんなエロ展開が生きるのもキャラクターの絵柄の魅力が大きい。
こもりけいさんのキャラクター原案に
桂憲一郎さんがキャラクターデザイン/総作画監督。
この二人のタッグは、反則級に強いと思う。
今回も桂さんを中心にした作画を拝めて眼福。
まとめ
今回はエロ展開を盛り上げるための要素として、
和傘や風車を性的モチーフとして使用していたのが面白かった。

一方で写生大会や、最後のクマのぬいぐるみのオチ、
そして最後のムンクの叫びみたいに描かれる主人公というように
展開の面白さも際立っていた。
脚本は本田雅也さん。
こんなにぶっ飛んだ話が描けるのかと驚いた。
可愛い少女達、貴弘の賢人ぶり、魅力的に描かれる馬、そして今回のような展開。
ワルキューレロマンツェの今後の展開に期待したくなる挿話だった。