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「マケン姫っ!通」は「伝説巨神イデオン」であるたった一つの理由。 

はじめに

我々は早く気づくべきだったのだ。
「マケン姫っ!通」のEDが「伝説巨神イデオン」のEDだということを。


今回は両作品のEDの比較から、何が描かれているかを検討する。
 
二つのED

さっそく「マケン姫っ!通」のEDを見てみよう。

ED前半は宇宙空間を背景にキャラクター達のおっぱいを拝む構成になっている。

make2-2001.jpg
make2-2002.jpg
make2-2003.jpg
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※「マケン姫っ!通」ED

ここでのポイントは、この宇宙空間を背景にしながら、
画面が斜め方向にPAN(カメラが動きながら)しつつ
次々にキャラクターが紹介されていく構成は、

make2001.jpg
make2002.jpg
make2003.jpg
make2004.jpg
※「伝説巨神イデオン」ED

1980年のTVアニメであり、
富野由悠季監督の「伝説巨神イデオン」のEDと同じ構成なのである。


以上、構成面では同じであるが、カメラが動く方向は違っている。

make2-2000.jpg
※「マケン姫っ!通」ED

「マケン姫っ!通」ではカメラが右下に動くのに対して

make2000.jpg
※「伝説巨神イデオン」ED

「伝説巨神イデオン」はカメラが右上に向かって動く。


この両作品におけるカメラが向かう方向性の違いの演出的意図を説明してみる。

まず「伝説巨神イデオン」のEDは、キャラクターの姿が映し出されるが
最後はキャラクター達の先にある、イデの発現を示唆する流星の描写で締めくくられる。

この点を踏まえると、EDはイデに向かっていく内容(イデの発現の暗示)であり、
イデつまり人間からは遥か高みにある神に等しい存在の
高みを表現するために、カメラは上方向(高みへの到達)へ向かうと解釈できる。


対する「マケン姫っ!通」は、まずおっぱいが本質に先立つ作品である。

本質たるキャラクター達のおっぱいは、
必ず重力に引っ張られてその形状が存在する。

つまりおっぱいあるところ、重力がある事を表現するために、
カメラが下に向かう、つまり重力に引っ張られているのである。

まとめ

イデという高み、神に等しい存在を描く「伝説巨神イデオン」。
おっぱいという地球の重力に魂を縛られたものを描く「マケン姫っ!通」。

かつてシリーズ構成の黒田洋介さんが「伝説巨神イデオン」が大好きと発言したことも含めて
「マケン姫っ!通」には「伝説巨神イデオン」の血が入っているのである。
 
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[ 2014/01/26 11:00 ] マケン姫っ!通 | TB(0) | CM(0)
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