さすがお兄様ですわ
「魔法科高校の劣等生」の物語的な見所・ありようがわかった気がする。
映像面では石田可奈さんのキャラクターデザインや
作画修正などが見所だとは思っていたが、物語の面も何とか掴めてきた。
それは、多くの方がネット等で指摘されているように、
主人公の司波達也(お兄様)の凄さを見ていく・感じる作品のようだ。
例えば今回11話でも以下のキャプのシーンが示すように


大人達:軍の要職の人と、学生のお兄様は旧知の仲であり
どうやらお兄様は軍の人から戦略級魔法師と位置づけられ、
大人達から一目置かれているのが会話の中でわかる。
戦略級ってことはとびきり強いのだろう。
親が働く会社「FLT」で「御曹司」と言われ、仕事ぶりも含めて慕われ、
軍の人からも一目置かれ、学校でも良いポジションを得ている。
ミスリードを引き起こさせるタイトル
原作の小説を読んでいないので、アニメを見る前は
タイトル名から作品のコンセプトを掴もうとしていた。
上記のツイートのように、私は思っていた。
特に「劣等生」という言葉に引っかかってしまい、お兄様は能力的欠陥があり
この欠陥を知性や身体能力でカバーし、才能を発揮する作品かなと思っていた。
ただ本編を見る限り、お兄様は魔法科高校に入学基準で劣等生になってしまっただけで
実際は今のところ敵無し、無敵といえるほど強い。
魔法での戦い、武術での戦い、頭の良さetc、全てが敵無しといえるスペック。
一族も名門であるようで(ただ執事からは人扱いされていない)
軍関係やFLTからの敬意を払われ方を見ても、全く劣等生ではない。
むしろ超優等生(戦略級と言われるぐらい)。
タイトル名で連想したが、作品の方向性と違う読みをしてしまい、
この読み違いが、作品の大枠を掴むのに時間的な手間を取ってしまった。
この作品は純粋に作品内でお兄様が見せる凄さを受け止めればいいと思う。
例えば「蒼天航路」の曹操のように、あるいは「沈黙の艦隊」の海江田のように。
「さすがお兄様ですわ」と妹から言われる行動を取る作品なのだと。
まとめ
あとこの作品の見所といえば、

妹の深雪の笑顔だろう。
時には怖い深雪の兄への想いがどう表現されていくかも今後の見所だろう。
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タイトルには画一的尺度で人を測ることに対する皮肉を込めた、というようなことを聞いた覚えがあります。
>「さすがお兄様ですわ」と妹から言われる行動を取る
これは凄い納得。決して世間様に流石と言われる行動ではないんですよね。
個人的には達也よりもサブキャラに注目した方が楽しめるのかな、と。
曹操はそもそもが凄い人w
蒼天航路の曹操と言えば、女にフラれた所でビックリした覚えが