セーラームーンRの劇場版を久しぶりに見返し泣きました。
セーラームーンの劇場版の中、
もしくはセーラームーンのアニメ作品群全ての中で
最高の作品と言っても良いかもしれない。
月野うさぎの存在意義を脅かす大胆なテーマ設定。
音楽と映像のシンクロの見事さ。
非常に高レベルで維持し続ける作画。
(原画陣は長谷川眞也・新井浩一・須賀重行・山内則康・濱洲英喜・伊藤郁子等々凄い)
挿入歌・EDで流れるムーン・リベンジの素晴らしさ。
77分という映画としては若干短い時間ではありますが、
見事に展開が凝縮され、物足りなさを感じることは決してありません。
逆にこの上映時間が成功した理由かもしれない。
そして監督の幾原邦彦氏の演出力量の高さがひしひしと伝わります。
この方の作品には演出している人の顔が見えてくるような印象があります。
演出してるぞというスタンスが本当にかっこいい。
また映像的なかっこよさを追求する演出でなく(それも出来るのだけど)
テーマに接近する映像演出ができる非常に稀有な人だというのが私の印象です。
原作を超えるアニメはそうそう無いのですが、
この作品は原作に隠されたテーマ「月野うさぎの存在意義」を鋭く抉り
それを見事に消化した原作を超える作品です。
今更だけど、お勧めできる作品です。
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素晴らしい作品ですよね(´∀`)
幼い頃に観ましたが・・・・心の底から感動しました。
彼の新作楽しみですね。