「セーラー服と機関銃」を見た。


散々言われているが、本作の長回し・望遠、魚眼レンズの使用・ロングショットetc。
相米慎二監督の若いキャリアの時にしかできないであろう縦横無尽なカメラワークと
最後まで見ると実は初恋と青春の物語であることがわかるのが面白かった。
この作品から感じた、若いキャリアの時にしかできないカメラワーク・演出、
そして初恋と青春の物語といったキーワードを思い浮かべていたら
あるアニメ映画を思い出した。「たまこラブストーリー」である。
「たまこラブストーリー」も山田尚子監督の望遠レンズを使った
カメラワークを含めて若い時にしかできないであろう数々の演出が印象的な作品。
そしてこの作品も初恋を取り扱っている。
両作品ともに一人の少女に強くスポットを当てて
初恋を通して少女の変化と脱皮を描いているようにも見える。
また「セーラー服と機関銃」「たまこラブストーリー」ともに
相米慎二、山田尚子ともに映画監督の2作目に当たるのも共通している。
余談だが2本目を撮る時は監督の「自分の撮りたい画」が明確化してくるのだろう。
これは押井守監督の2作目の映画「うる星やつらビューティフルドリーマー」にもいえる。
個人的には「セーラー服と機関銃」と「たまこラブストーリー」は
似ている部分を多く感じさせた作品だった。どちらも「青春映画」と括れるからだろう。
ただ結末として、初恋が成就する「たまこラブストーリー」と
そうではない「セーラー服と機関銃」という差はあるが。
そして「たまこラブストーリー」に対して言及されていた映画らしさは
「セーラー服と機関銃」と同質のものであったのかなぁと感じた。
監督が若い時にしか撮れないフィルムであり、
「青春映画」=望遠レンズを使うというのも含めて、
カメラで撮っている事を観る側に意識させるのが「映画的」ともいえるのだろう。
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