今期「残響のテロル」「スペースダンディ(2クール)」を手がける渡辺信一郎監督。
そんな渡辺監督の作品にはある特徴がある。
それはアイキャッチが毎回、趣向を凝らして変わっていくことだ。


(残響のテロル8話)


(残響のテロル9話)


(スペースダンディ1話)


(スペースダンディ2話)


(カウボーイビバップ1話)


(カウボーイビバップ5話)
パターンとすると、CM前のアイキャッチとCM後のアイキャッチとで
色合いを変えて見せてくるのが多い。
洗練されたセンス溢れるアイキャッチを毎回見るのも
渡辺監督作品の魅力の一つだ。
ではなぜ渡辺監督はアイキャッチにこだわるのか。
それは「蒼き流星レイズナー」(高橋良輔監督)にある。

実は「蒼き流星レイズナー」も渡辺監督作品と同様に
アイキャッチが毎回変わる作品である。
今ではアイキャッチが変わるのがそこまで珍しくはないが、
「蒼き流星レイズナー」放送時の1985年には珍しい試みであるといえよう。
そして渡辺監督がサンライズ(当時は日本サンライズ)に入社し、
制作進行としてキャリア初期に関わった作品こそ「蒼き流星レイズナー」である。
※おそらく渡辺監督の始めてのキャリアで関わった作品

(蒼き流星レイズナー 17話ED)
「蒼き流星レイズナー」のアイキャッチを毎回変化させる
この試みが渡辺監督の作品にも取り入れられたのかもしれない。
また渡辺監督は「蒼き流星レイズナー」の監督である
高橋良輔さんに薫陶を受けた一人である点でも、
渡辺監督のキャリアにはレイズナーがあるのだろうと改めて感じた。
- 関連記事
-
何の前触れもなくイキナリCMに突入する番組が増えてきてしまいましたが、
こういう細やかな拘りは嬉しいですね。
ちなみにフランスでは日本みたいにイキナリCMに突入するのは
法律で禁じられてるらしいです。