「Gのレコンギスタ」18話を視聴。
この作品はモビルスーツのアクションと展開がカッコイイ。
今回はGレコのロボットアニメとしてのカッコよさについて語りたい。
クレッセントシップに痺れる

今回特に痺れたのは、クレッセントシップにメガファウナが逃げ込むシーン。
キャピタルのマスク、アメリアの天才クリム、そしてトワサンガの攻勢から回避し、
引いてはビーナス・グロゥブとヘルメス財団に会いにいくのが目的。
ここでクレッセントシップを傷つけると政治問題になるということで、
どの勢力も傷つけないように最初は配慮するのだが、
戦闘が激化すると、一番敏感なはずのトワサンガですらビームは使ってしまう。
そんな中、メガファウナがギリギリの所で、クレッセントシップに入り込む展開。
傷つけないように飛行するステアを含めたメガファウナのクルー達。
船体が当たらないよう、モビルスーツで抑える、アイーダとラライア。
そしてメガファウナが、クレッセントシップの中央にたどり着いた時の
上記キャプ絵を見た時に大いにカタルシスを感じた。
この一連の流れはハラハラドギドギ感を味わえて、とても面白かった。
あと上記のキャプでいえば、クレッセントシップのデザイン、
特に形状・スタイリングのカッコよさに痺れる。
名前通り三日月をモチーフにした美しい曲線のスタイリング。
そしてメガファウナが小さく見えるほどの巨大さ。
未来の宇宙には、こんな形の船もあるのかと思うと、
心がワクワクさせられる仕上がりになっている。
Gセルフとガイドラッシュとピブロンに痺れる

次にかっこよかったのは、ロックパイが乗るガイトラッシュ。
ガイトラッシュがビームマントの出力全開で、
Gセルフを特攻を仕掛けるような感じで襲いかかる感じが凄くよかった。

さらに大事なのは、ロックパイのビームコート攻撃がドラマになっていること。
このガイドラッシュの捨て身的な攻撃は、上官のマッシュナーさんの心をも動かす。
メカアクションからキャラクターのドラマが切り離されずに描かれるのもポイント高し。
このマッシュナーさんを見ていると、マッシュナーさんの方がロックパイに
惚れている感じ。母性的な優しさで子供を包む感じの愛し方だが・・・。

次にピブロンが脚を切り離して、天才クリムの宇宙用ジャハナムに当てるシーン。
天才クリムは想定外の事態に馴れない人だなぁと思いつつ、
ロケットパンチならぬ、ロケットキック的なギミックがカッコよかった。

Gセルフに関しては、ビームサーベルを二刀流で使っているのがカッコよかった。
二刀流ができる、それはベルリのパイロット技量が上がっている事を示している。

最後はガイトラッシュのビームコートまでを退けてしまう
Gセルフのフォトンバッテリーを使った力。
光るというのがカッコイイし、その後のGセルフの動きもカッコイイ。
これだけの力を秘めていると、どの勢力もこの機体をほしがるのはわかる。
Gレコは毎回、新しいモビルスーツ、もしくはモビルスーツの新しい武器や戦法を
極力使うようにして今まで見たことがない戦闘に仕立て上げている。
ロボットアニメの魅力は、そこに出てくるロボットの魅力であり、
そのロボットのスタイリングや武器、そしてそのデザイン付随する世界観が
引いては作品世界の世界観にも繋がってくる。
Gレコは各勢力が乱立する作品だ。
今回でも、メガファウナ・キャピタル・アメリア・トワサンガと4つの勢力があり、
さらにトワサンガはロックパイとガヴァン隊長が対立して、5つが分かれて戦った。
そんな各勢力のモビルスーツには、その勢力ごとの特徴が出ている
スタイリングやデザインが施されていて、それだけでも見ているのが面白い。
(公式サイトのメカデザインを見ていると、理解はより深まる)
そしてその別々な勢力ごとのデザイン(世界観)があるということは、
それだけ世界の価値観は一つではなく複数・無数にあるという事でもあり、
だからこそ、各勢力は戦争をしてしまうという事にも繋がってくる。
何より、毎回のように新しい機体が出てくるのだから、目が離せない。
そしてそんな新しい機体が出てくる中で、ベルリとGセルフが
新しい戦い方と、秘められたGセルフの力で次から次へと打ち破るのが爽快なのである。
まとめ
ロボットアニメは、カッコイイ展開や内容であるのが望ましいと思うし、
その作品が新しい価値観を提供する内容であれば、なお嬉しいと思う。
Gのレコンギスタは「ガンダム」という非常に制約がある枠組みが存在しているが、
既存には無い新しいロボットアニメのカッコよさを追求していると思うし、
その面白さを追求している作品だと思う。
ロボットアニメは時代ごとのカッコよさ、普遍性のあるカッコよさを追求できるジャンルだ。
(※ただこのカッコいいことも、本編中に言われた「戦争をしたがっている世代が
生まれてきている」とも関係するなら、難しい問題でもある)
そして「Gのレコンギスタ」は世界観・モビルスーツのデザインとスタイリング・
モビルスーツの劇中の使い方・モボルスーツと人の関係性の描き方、
これらの描かれ方がカッコイイと思う点で、
「Gのレコンギスタ」はカッコイイロボットアニメだと訴えていきたいと思う。
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