「戦姫絶唱シンフォギア」GX4話を視聴。
GXは、敵の自動人形たちが、響達適合者たちより強く描かれ
物語に緊張感を与え続けているので面白い。

今回はマリアが響のガングニールをまとい自動人形と戦ったが
やはりマリアの負荷が大きいようで、
自動人形が見逃さなかったら、完敗していただろう。
マリアの傷の深さはシンフォギア的大怪我の目から血の表現でもわかる。

そしてGXの面白さは、響が戦う動機を見失っていた点。
そのために前回最後では響が歌えなくなりギアをまとえない事態に。
そんな響の迷いを救うのは、やはり未来。
未来が響のやってきたことは間違っていないと後押ししていく事で
響のモチベーションを回復させる展開。
私は響と未来の関係性がとても好きなので、こうした展開は素直に燃える。

ギアをまとえない窮地から
ギアをまとって形成逆転かと思いきや
自動人形の方が上手で、響はギアを破壊され破れる。
この窮地⇒逆転⇒さらに窮地というスリリングな展開を
引きずりながら次回への引きになるので、ますます次回が見たくなる。
「シンフォギアGX」、展開的には「魔法少女リリカルなのはA's」的な
新しい敵に敗れて、パワーアップという王道展開のようにも見える。
ただ自動人形たちの強さの底がまだわからない点。
また響達に協力するエルフナインの強化にも裏がありそうなので、
一概にパワーアップして問題解決展開になるかどうか。
一筋縄ではいかないのが、シンフォギアだ。
さて今回、面白かったのは「キクコーマン」だろう。


お墓に醤油を供えるのがビジュアル的に面白く、
また墓のマムの声優の井上喜久子さんの名前をもじって
「キクコーマン」と名づけているのも面白い。
自分達の母親ともいうべき存在の墓参りという極めてシリアスなシーンに
こうした小ネタでおかしみを与える。
「バクマン」でいうところの「シリアスな笑い」の一種である。
このシーンは明らかに計算でやっているのが評価でき、
またこういう小ネタを入れても、作品が許容する器を持っているのが
これは今までの「シンフォギアシリーズ」が様々なネタ的要素を
培ってきたことの強みでもあると思う。
私はこうしたシリアスな笑いをも盛り込んでいく
シンフォギアシリーズが好きだ。
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