はじめに
鉄血のオルフェンズ19話を視聴。
ガンダム恒例の大気圏突入回。
シリーズ最高のメカ戦だった。
MSの打撃時の衝撃の反発や被弾の仕方で金属装甲の質感までも作画で描く。
また宇宙船やMSも含め、大気圏突入時に重力に引っ張られている感じが
きちんと表現され、まさに重さや質感を見事に描いていた。
また三日月とマクギリスが過去と未来という視点から対照的に描かれていた点、
各キャラが見事に描かれていた点で、ドラマ的にも充実した内容だった。
過去のマクギリス、未来の三日月
今回、マクギリス・ガエリア・カルタと、
オルガと三日月の回想シーンが対比的に描かれた。
マクギリスは過去の因縁を、三日月は見たことないものを見るためにという
動機をそれぞれ思い返す。


それぞれの回想シーンで三日月が未来を見る人間、
マクギリスが過去の因縁を清算するという点で、
未来と過去で対比させていたのがわかる回だった。
三日月の見たもの-三日月が見た未来

そして見たことないものを見るためにオルガとやってきたと思い出す三日月が、
地球の重力に引っ張られ見たのが、
思い返していた見たことのない三日月という展開は素晴らしいなぁと思った。
マクギリスが鉄華団に可能性や未来へ踏み出しているのかと問うようなシーンがあるが
三日月が見たことがない三日月を見たのが
確実に可能性の一歩や、未来へと踏み出している証拠といえよう。
三日月は三日月を見ることで未来の一歩を本格的に踏み出したのかもしれない。
物語が始まった当初は悲劇的な結末になるかもと思ったが、
案外、鉄華団は救済されて終わるかもしれないと思った。
※道中、メンバーの多大な犠牲はあるだろうが。
おわりに
絵コンテが綿田慎也さんと寺岡さんの連名。演出は綿田さん。
戦闘シーンメインのBパートは寺岡さんコンテと推測。
綿田さんはシリーズの中でも印象深い3話で絵コンテを手がけていて、
本作の重要回を任されたキーマンなのかもしれないと思った。
ロボットアニメ19話は新世紀エヴァンゲリオンやラーゼフォンを含め
個人的に多いのだが、鉄血も当てはまったなぁと思った。
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