はじめに
なぜ、ドラクエの武器屋はあれほど強いアイテムを売っているのに、しがない商売を続けたのか?(京都のマンドリルさんのnote)
という記事を読んで、子供の時から思っていたあることを書きたくなった。
「なぜ、ドラクエの店はアイテムを75%で買取るのか?」
※殺された幼馴染のシンシアのはねぼうしを、210Gで売ろうとするドラクエ4の女勇者
シリーズによってはⅠやⅨのように半値買取もあるが、
多くのドラクエは定価の75%でアイテムを買取する。
今回はこのことについて語りたい。
※筆者はⅩをやってません
道具・武器防具のケース
例えば薬草や毒消し草なら未使用のものだから、
そのまま使えるという事で定価の75%の買取も可能なのかもしれない。
※一方で使用期限の問題も浮上してくるのだが・・・
武器防具の場合はどうだろう。
散々モンスターと戦いボロボロになった中古の武器防具を
定価の75%で買取るのは、店側にとっては不利益なのではないか。
スライムを殴り続けてボコボコになった「こんぼう」
ドラゴンを斬り過ぎて刃こぼれした「ドラゴンキラー」
戦士の血と汗にまみれた「まほうのよろい」
マーニャが着た「おどりこのふく」←むしろこれは価値が上がるかも
どんなに使い尽くしても、定価の75%で買取。
勇者側にとって、これ以上に有利な条件のようにも思える。
どうしてだろう。
理由
ドラクエの武器屋が高値買取すぎる件(Excite Bit コネタ)
上記記事によれば、RPGの元祖的作品のウィザードリィから
定価の半額買取が始まり、他のRPGも慣習的に
ならったのではないかという指摘をしていた。
ただ私としては別の理由も考えてみたい。
それも作品世界に寄り添って。
そして導き出した結論は、
「モンスターと戦う勇気ある戦士や冒険者に対し、
国や町が優遇政策を行なっているのではないかということ。」ドラクエの世界は国や町や村を一歩出れば
モンスターがはびこっており、命の危険を常にさらされるような状態が多い。
そんな世界の中で時にはモンスターと戦う
冒険者や勇者達は、尊敬の対象になっていてもおかしくはない。
そんな勇気ある彼らに国や町は経済的に支援しようとして、
彼らが使った武器防具を高く買い取ることで、
冒険者たちが新しい武器防具を購入しやすくなるような
便宜を図っていたのではないだろうか。
例えば冒険者の武器防具道具の買取をした店は、
国の税務課や町の商工会に適正な申請すれば、
奨励金みたいなものが出ていたのかもしれない。
ドラクエ3ではどうのつるぎが定価100Gで、売ると75Gなのだが、
もし冒険者が店に1本売り、店は国や町に申請すると、
売値の20%、つまり15Gをキックバックしてもらえるとか
そんな制度があったのかもしれない。
要は冒険者にお金が回るよう国や町が支援いたのかもしれない
なんて考えると面白いかなと思った。
まとめ
ゲームシステム的にはアイテムを高く買取させることで、
モンスターとの戦闘によるゴールド稼ぎを減らして
ゲームバランスを取ろうとしたのかもしれない。
作品に寄り添って考えると以上のような想像が働いたのだが、
他にももう少し考えれば、面白い想像が働きそうだ。
今年はドラクエ30周年。これからもドラクエを楽しんでいきたい。
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国防のために自国で徴兵して軍隊を組織して給料や生命保険や遺族年金を払うよりは、そうした方がまだしも安いのです。(きり)
戦士や傭兵は命懸けの仕事なので、良い武器や防具を買うためなら金に糸目は付けない。たとえ25%や30%高くても、もし万が一の事があれば死ぬのは自分だ。防具に使う金をケチるような傭兵は長生き出来ない。自ずと生き残る戦士は新品の武器や防具買う奴ばかりになります。
一方で中古買い取りされた防具は、町の農夫などの自警団用などに払い下げられます。彼らは日夜命懸けで戦ってる傭兵達とは異なり、滅多に戦闘には参加しません。するとしてもオラの畑に悪さする野良スライムを追い払うくらいで、命の危険はほとんどないのです。防具にしても念のために付けているだけなので、多少ガタが来ている中古防具でも特に問題は無く、安い分ので好んで使用する人も多いのです。