「ダーリン・イン・ザ・フランキス」4話の演出を語る 

ダーリン・イン・ザ・フランキスは思春期の葛藤。

その葛藤と克服は、画面演出の上では例えば人との距離・距離感に集約される。

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拘束されたゼロツーがヒロに別れを告げる時のシーン。
ツノがヒロの頭にぶつかる。
人(ヒロ)と人(ゼロツー)ではない二人の距離がツノで表現される。

(余談だがこのシーン。イデオン発動篇のコスモとカーシャがキスするのを
ヘルメットが邪魔するシーンのオマージュだと思ってしまった)

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ヒロが連行されるゼロツーに思いの丈をぶつけるシーンでは
二人の距離が遠く、画面外へ遠ざかろうとしている。
さらにヒロの前には3話で出てきたセキュリティが遮る。

ヒロが今の気持ち全てをゼロツーにぶつけることで、
ゼロツーはヒロの元に舞い戻り、距離を詰め寄る。

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不敵に笑うストレリチアとそれに気づくデルフィニウム。
ゼロツーのイチゴに対する勝利宣言だったのだろうか。
敵を倒すのは自分たちという点においても、
ダーリンは私のものという強い意思表示を近距離で見せつける。

このシーンで気づいたがダリフラのフランクスの表情はドラマを作れる機能がある。
アクションシーンはキャラクターのドラマが停滞するとも言われるが、
フランクスの表情の変化はドラマの停滞を起こさずに、ドラマを生み出す効果がある。

今回は以上のように画面におけるキャラの距離及び距離感が印象的だった。

4話のコンテは摩砂雪。エヴァ19話はあまりにも有名だが、
キャラクターの感情を爆発させてメカシーンで
圧倒的カタルシスを生み出す演出にかけては天下一品だと思った。
 
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主人公がロボットに乗らない、いや乗れない。1話以来モヤモヤさせられましたが、今回ようやく再搭乗。目の覚めるような活躍にスッキリです。 僕の全てを吸い取ろうとした。乗った時有頂天だったミツルがすっかり塞ぎこんでいる。二度とフランクスに乗れない身体的or精神的ダメージを負ったのでは。そう思いましたがまだ大丈夫そうです。 イチゴはヒロにこれでもまだ乗りたいのかと問いただす。ミツルの件が「あの子と3...