キテレツはキテレツ斎様でも成し得なかった月旅行へ挑戦する。
土管の宇宙船を作り上げ、月を目指すが…
3話にして月旅行。スケールがでかい。
土管の宇宙船というのが藤子先生らしいというか、
でも宇宙を目指す船が土管なのがすこしふしぎ的っぽくて良い。
空を飛んだ土管の船は壊れて月に不時着したようだけど、
不時着した先が実は映画の撮影セットだったというオチ。
どういう経過で映画のセットにたどり着いたのか。
この圧倒的飛躍が雪室俊一的というか。
悔しいけど面白い。

でもこういう広い空間の絵を先に出して、
キテレツが本当に月に着いたと見せかけて

実はセットでした、と言われても…。
完全に絵で騙しにかかっている。それが面白いんだけど。


キテレツが作った土管の宇宙船。
船内のディテールがとてもかっこいい。
今回の原画陣の中でこういうカットが得意そうなのは横山さんかな。
(奥行きも感じさせるレイアウト)
原画 小西洋子 横山彰利 田中二郎 時永宣幸
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