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アニメ横山光輝三国志における呂布の扱い 

アニメ横山光輝三国志の物語は原作マンガに忠実に展開されるが、
所々省略(劉備以外の群雄の動向)や追加(孔明の若い頃)がなされている。

特に飛将呂布に関しては変更が印象的だった。

まず董卓暗殺に加担し、貂蝉を郿塢城から救い出そうとしたら
貂蝉は既に自殺していという大筋は原作と同じ。
違うのは原作では城は燃えていないが、アニメでは城が燃える描写になっている。

ryohu15.jpg
(15話 乱世の美女・後編)

呂布が貂蝉を抱えて、後ろには燃えた郿塢城が映る描写もアニメで追加されたものだ。


次に呂布の最後。

原作では曹操との篭城戦の末に武将の裏切りによって捕縛され曹操の前に差し出される。
曹操の配下になりたいと命乞いをするも、劉備にたしなめられ処刑される。

アニメでは捕縛されるところまでは一緒だが、
捕縛を振りほどき城から逃亡を図るも、逃げる足になる馬もダメになり、武器も折れ
最後は全身に矢を受けて壮絶な戦死を遂げている。

ryohu22.jpg

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(22話 呂布・雪原に散る)

アニメの死にっぷりの方が、よりドラマティックに見える。

ドラマティックに見えるのは、作画の力によるものも大きいだろう。
呂布メインの15話・22話共に齋藤浩信さんが作画監督。
緻密で描き込みの多い筆致で、劇画タッチの絵柄で
呂布の強さ・豪胆さ、傲慢さ・愚かさ・悲しさを作画で表現しているように思える。

呂布の死に方の変更がどの段階で決まったのかはわからないが、
少なくとも呂布という男の生き様を描くのに、齋藤さんの作画がマッチしていたと思う。
 
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[ 2018/08/15 19:22 ] ニュース | TB(0) | CM(0)
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