
ClannadテレビアニメVerから3ヶ月。
アナザーワールドとして岡崎朋也が坂上智代と付き合ったらという設定だ。
自然と付き合うようになった二人であるが、
岡崎が学校では札付きの悪であるという事が
生徒会長になった智代と岡崎の関係を学校が認めてくれない。
岡崎は生徒会の幹部や教師から智代との関係を切れと攻め立てられる。
結局、岡崎は、智代は嫌がる中、関係を解消すると伝える。
岡崎は学校生活を過ごし、地元での就職を何とか決める。
雪が降る卒業式の後、朋也は桜の木の下で智代と再会する。
智代は全ての気持ちを岡崎に伝え、二人は寄りを戻すのだった。




今回の一連の流れで気になったのは、ソフトクリームもクレープかな。
どちらも智代を想う余り意識が回っていない事を上演出するために用いられている。
また溶けたソフトクリームやクレープが二人の関係が壊われていく象徴にも見えた。
そして智代との関係を切った後の右下のカットではそれでも食べている。
ただ岡崎の表情は虚ろだ。歯で噛んでいない食べ方で、気持ちが入っていない。



もう一つ気になる絵は踏切線の3つのカット。
上2つは岡崎と智代の関係が悪化中のカット。下はEDのカット。
上2つはどことなく寂しく移るが、下は光が差し希望を感じられる印象を与える。
時期も寒い秋冬から暖かい春へと転換しているのも上手く表現されてます。

岡崎が地元でしか就職できなかった、でも智代は望めば高みに行けるという台詞等
胸が痛くなる話で、テレビの優しい学校生活の話からは逸脱していますね。
就活に失敗やら学校に疎まれる主人公。この負の側面が話しにリアリティを与えてる。
だからこそ、岡崎と智代の話に感情移入できるわけだ。
堀口悠紀子作画監督です。原画に多田文雄氏も参加。
堀口さんとキャラクターデザインの池田和美さんとの違いは
目のハイライトと目が多少たれ目になっていることがわかりやすい。
堀口さんも木上益治氏の指導をうけてるのかなぁ。
桑島法子の情感伝わる演技が素晴らしかったです。
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