休日を生かして、ガン×ソードを見る。
コードギアスのメインスタッフ、谷口悟朗と木村貴宏が組んだ作品として
ギアスを紐解く材料があるのかなぁと思ったのが動機。
その動機はともかく、作品としての完成度が高く満足。
作画レベルも総じて高く、平均点では後半崩れたギアスR2より安定してると思う。
エルドラVはまさひろ山根氏が関わらなければ絶対出てこないメカ。
勿論、ダンも山根メカの権化のようなデザイン。こんなにロボットアニメだとは知らなかった。
特に3話、7話、13話、19話、24話、最終話がロボットアクション良。
話については倉田英之らしく、一筋縄でいかない変なキャラを上手く作ってるよなぁ。
書き手がキャラクターを借りて主張を代弁させるのがコードギアスなら
キャラクターの内面から台詞を言わせる印象を受けるのが、ガン×ソード。
ここが大河内一桜と倉田英之の作風の違いなのかと思った。
ギアスとの比較は、敵側がどちらも世界を一つにするという目的があって
ガン×ソードはヴァンがバカを押し通して、敵を突き破る作品だった。
一方、コードギアスはルルーシュも理屈は並べるが、無理を押し通し
シャルルやシュナイゼルもルルーシュを「愚か」と評してるから
結局ヴァンと同じで「バカ」だったのではないかと思う。
要は思考プロセスの違いだけで、考える方向は同じというか。
谷口悟朗氏は基本的に「バカ」が押し通すっていうのが作風なのかなと。
そういえば、スクライドなんかはホントにそれが顕著な感じもする。
ネタ的に種のキラみたいなキャラがフリーダムみたいなものと一緒に出てきて
キラみたいな道を歩みつつも、バトルでも言動でも敗れ去る様は面白かった。
種シリーズの当て擦りでは無いと監督も釈明してたみたいだが、
あまりにも似通いすぎて(声優も保志だし)恐ろしいぐらいだった。
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