「いつまでもいつまでも私のことを好きでいてください」(志麻)
相楽美佐枝と志麻賀津紀の切なく暖かいお話。
あらすじ五十嵐に振られてしまった相楽美佐枝。志麻賀津紀は美佐枝の友人のサキとユキから
慰めて来いと言われる。公園で出会う美佐枝と志麻。志麻の下手な演技で
多少は落ち着く美佐枝。そして美佐枝は志麻が好きだった事がわかり・・・。
二人の関係は進展。美佐江は秋祭りに志麻を誘う。
ある日、生徒会で忙しい美佐江に会う為、ユキとサキが志麻を女装させる。
生徒会室の前で美佐枝の話を聞く志麻。そこへ伊吹公子(先生)が現れ
部屋の入り口を開け、
「ずっと一緒にいてください」と告白してしまうのだった。
そしてユキとサキは志麻の自宅へ行きたい話になるが、家の場所を思い出せない。
結局家の前へ着くが、家から出てきた女性からは「お線香を上げてください」
と不可解な返答。実は彼は志麻賀津紀ではなく(死んでいて)、彼の大事な人だった。
本当の志麻から最後の願いを託し、その願いを叶えるためにやってきたのが彼だった。
秋祭りの日。志麻は美佐枝に願い事は何かと再度聞く。
しかし志麻が持っていた袋には何も入っていなかったが美佐枝は気にせず。
美佐枝の願いは
「ずっといっしょにいてください」とキスをする。
志麻は
「みんなと一緒に過ごせて幸せでした」「ありがとう」と泣くのだった。
美佐枝はジュースを買ってくると言い、一旦離れるが、戻ると志麻がいない。
志麻を探す美佐枝だったが、彼の姿は遠くへ消えるのだった。
美佐枝は大人になり、男子寮に戻ってきた。そこに猫が居つくのだった。
回想が終わり、美佐枝と志麻の事を夢で見た岡崎は事情を理解する。
秋祭りの日、岡崎と渚は二人で行くが、そこへ美佐枝のネコがやって来る。
そこへ美佐枝も追い掛けてくるが、岡崎は夢で
「ネコが祭りに来たがっている。
祭りに最後までいられなくてごめん」と話し、感づく美佐枝。
そして
「ずっと一緒にいる」「美佐枝が幸せになる事を望んでいる」とも
言っていたと岡崎は伝え、美佐枝は一花咲かせるぞと言うのだった。

感想相楽美佐枝シナリオ終了。「鶴の恩返し」をモチーフにしたであろう設定で、
鍵作品ではkanonの御坂真琴からの流れに位置づけられるシナリオだと思う。
鍵も恩返しネタ好きだなぁと思いつつも、それを見てる側も好きならば
恩返しがしたいという話は日本人的な価値観として好きなお話なのかもね。
お話自体は感動系なんだろうけど、実際にはハッピーエンドでは無いと思う。
それは志麻が美佐枝の人生の何年かを縛ってきたのは結構残酷だからかな。
まぁ男女の関係で「一緒にいたい」だと、結局は恋愛関係でしかないが、
人間と動物ならもっと純化して「一緒の関係」でいられるのかなぁとは思った。
それは、クラナド世界では恋愛よりも家族的な愛を訴えてる事かな。
最後のネコ(志麻)の回想で「本当に願いは叶ったのかな」とい言う台詞は印象的。
まぁ願いは叶ったんだろうけど、それを疑問形で投げかける事でテーマ的に
奥深さを与えたかのような印象を受ける。
でも岡崎もネコの事情を夢で見せられて、納得できてしまう所に凄さを感じる。
まぁ物語上仕方の無いところではあるのだが。この御伽噺的な展開を
許容できるかどうかが鍵作品の評価の分かれ目かなぁとは思う。
途中で彼岸花が入り、見ている側を暗くさせてしまう演出。
また秋祭りのシーンが多く夕焼けが全編覆い尽くしてたのが印象的だった。
多分、美佐枝と志麻の関係を夕焼けに託していたのだろうなぁと思う。
作画監督は高橋真梨子。afterは前回の感想でも書いたが、
作画が良い意味で伸び伸びとして楽しい。
志麻の女装時の表情付けや、美佐枝のエロイ表情なども良かったし
何よりネコの絵はどれも可愛く、それだけで見る価値があるというのは言い過ぎか。
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慰めて来いと言われる。公園で出会う美佐枝と志麻。志麻の下手な演技で
多少は落ち着く美佐枝。そして美佐枝は志麻が好きだった事がわかり・・・。
二人の関係は進展。美佐江は秋祭りに志麻を誘う。
ある日、生徒会で忙しい美佐江に会う為、ユキとサキが志麻を女装させる。
生徒会室の前で美佐枝の話を聞く志麻。そこへ伊吹公子(先生)が現れ
部屋の入り口を開け、
「ずっと一緒にいてください」と告白してしまうのだった。
そしてユキとサキは志麻の自宅へ行きたい話になるが、家の場所を思い出せない。
結局家の前へ着くが、家から出てきた女性からは「お線香を上げてください」
と不可解な返答。実は彼は志麻賀津紀ではなく(死んでいて)、彼の大事な人だった。
本当の志麻から最後の願いを託し、その願いを叶えるためにやってきたのが彼だった。
秋祭りの日。志麻は美佐枝に願い事は何かと再度聞く。
しかし志麻が持っていた袋には何も入っていなかったが美佐枝は気にせず。
美佐枝の願いは
「ずっといっしょにいてください」とキスをする。
志麻は
「みんなと一緒に過ごせて幸せでした」「ありがとう」と泣くのだった。
美佐枝はジュースを買ってくると言い、一旦離れるが、戻ると志麻がいない。
志麻を探す美佐枝だったが、彼の姿は遠くへ消えるのだった。
美佐枝は大人になり、男子寮に戻ってきた。そこに猫が居つくのだった。
回想が終わり、美佐枝と志麻の事を夢で見た岡崎は事情を理解する。
秋祭りの日、岡崎と渚は二人で行くが、そこへ美佐枝のネコがやって来る。
そこへ美佐枝も追い掛けてくるが、岡崎は夢で
「ネコが祭りに来たがっている。
祭りに最後までいられなくてごめん」と話し、感づく美佐枝。
そして
「ずっと一緒にいる」「美佐枝が幸せになる事を望んでいる」とも
言っていたと岡崎は伝え、美佐枝は一花咲かせるぞと言うのだった。

感想相楽美佐枝シナリオ終了。「鶴の恩返し」をモチーフにしたであろう設定で、
鍵作品ではkanonの御坂真琴からの流れに位置づけられるシナリオだと思う。
鍵も恩返しネタ好きだなぁと思いつつも、それを見てる側も好きならば
恩返しがしたいという話は日本人的な価値観として好きなお話なのかもね。
お話自体は感動系なんだろうけど、実際にはハッピーエンドでは無いと思う。
それは志麻が美佐枝の人生の何年かを縛ってきたのは結構残酷だからかな。
まぁ男女の関係で「一緒にいたい」だと、結局は恋愛関係でしかないが、
人間と動物ならもっと純化して「一緒の関係」でいられるのかなぁとは思った。
それは、クラナド世界では恋愛よりも家族的な愛を訴えてる事かな。
最後のネコ(志麻)の回想で「本当に願いは叶ったのかな」とい言う台詞は印象的。
まぁ願いは叶ったんだろうけど、それを疑問形で投げかける事でテーマ的に
奥深さを与えたかのような印象を受ける。
でも岡崎もネコの事情を夢で見せられて、納得できてしまう所に凄さを感じる。
まぁ物語上仕方の無いところではあるのだが。この御伽噺的な展開を
許容できるかどうかが鍵作品の評価の分かれ目かなぁとは思う。
途中で彼岸花が入り、見ている側を暗くさせてしまう演出。
また秋祭りのシーンが多く夕焼けが全編覆い尽くしてたのが印象的だった。
多分、美佐枝と志麻の関係を夕焼けに託していたのだろうなぁと思う。
作画監督は高橋真梨子。afterは前回の感想でも書いたが、
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何よりネコの絵はどれも可愛く、それだけで見る価値があるというのは言い過ぎか。
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