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「人間を甘く見ている」巨匠・出崎統が"萌え"を斬る!について 

「人間を甘く見ている」巨匠・出崎統が"萌え"を斬る!(前編)
「人間を甘く見ている」巨匠・出崎統が"萌え"を斬る!(後編)(日刊サイゾーより)

今期ノイタミナで「源氏物語」をやってる出崎監督のインタビュー。
全体的なインタビューの概要としては「泣かせる為に安易に死なせる」のは
人間を甘く見ているのではと昨今の作品のあり方に疑問を抱いている印象。

そして一番印象的だった質問は最後の質問。

──いまアニメがデジタル化して機械技術的には進歩したけど、アニメーションそのものの質が上がっているかどうかというところについてはいかがですか?

【出崎】いやいや、決して上がってないと思う。だってもう自然現象を描ける人がいないんだから。この海の感じどうすんの、この川の流れどうすんの。実写より綺麗な絵を作ろうよと言ったときに、いまはもうCGを使っちゃうけどね。自然現象は、学問とは言わないけれども、少なくとも力学を常識的にわかってないと出来ない。昔はみんなそれを一所懸命勉強したんだよ。


多分出崎監督のこの答えと「人間を甘く見ている」というのは本質的に繋がっていると思う。
それは出崎監督が描きたいのはアニメーションという表現手段を使って
「人間」を描きたい、「自然」を描きたいからだろう。
昨今のアニメは極度に記号化された「キャラ」を描いているから
「人間」を描いているわけではない。そして自然描写も「記号的」に処理される。
つまり「人間」「自然」そのものに興味がない事に違和感を感じているのだろう。

しかしそういう意見も少数派になってしまったような感じを受ける。
まだこうした事に警鐘を鳴らす人がいる内は何とか安心だが
今後はこういった問題提起もわからなくなってくるのだろうと思う。

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[ 2009/01/14 21:20 ] ニュース | TB(0) | CM(0)
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