
「すれ違い」の話。
携帯電話が普及しどこでも連絡可能な今となっては中々無い事だけど。
本作が80年代を舞台設定にしてるからこそだろう。
といいつつ新しいヒロインのマナとの出会いもあったわけで。
マナ=戸松遥のプッシュ振りは今年も猛威を振るいそうだ。
今回のマナの登場シーンと上のカットが吉成鋼担当なんだろうなぁ。
毎回必ず吉成カットがあるのがそそる。
閑話休題というより書きたかった事
ホワイトアルバムのシリーズ構成と脚本の佐藤博暉氏。
私が彼の名前を覚えたのが「KEY THE METAL IDOL」というOVAだ。
佐藤氏は原作・脚本・監督を担当。彼の作家性が発揮されている
全15話の長編。最初は1話約25分が、14話と15話は95分もの尺。
NHK-BSで放送があったが、14話・15話の長さにびっくり。
(放映したNHK-BSの根性は凄い)
内容について
ヒロイン、巳真兎季子は、祖父に作られたロボット「キィ」だと信じていた。
祖父はある日「キィを思う友達を3万人集めれば、キィは人間になれると。」
と言い残し事故死する。
東京に向かったキィ。そこでアイドル鬱瀬美浦のライブ映像を見たキィは、
3万人の友達を集める為にアイドルになる事を決意し、行動する。
凄く大雑把に言うとヒロインが「アイドル」になっていくという話。
この「アイドル」というモチーフがホワイトアルバムとも共通してるなぁと思った。
私は「KEY THE METAL IDOL」を見たときに佐藤氏の渾身込めたアイドル論が
鮮烈に残っている。まぁ佐藤氏がアニメで直接的に論を語ってるわけではなく
どうアイドルを映像的に表現したかという意味であるが。
そんな彼はホワイトアルバムでどう「アイドル」語るのかにとっても関心がある。
ただ「アイドル」を語ると80年代ベースになってしまうのは
山本寛でも倉田英之でも佐藤博暉も一緒なのは世代もあるが
80年代がいかに「アイドル」が魅力的に見えた時代なんだろうなぁと思った。
- 関連記事
-