すごい大それたタイトルですが、今回はこのお題で書いてみようかと。
まずTVアニメについて語るとき、TVが今後もメディアの中心でいられるか。
そしてネット配信によるビジネスモデルが構築できるかという点が注目される。
今まではTV放映がプロモーションの場として、昔ならおもちゃ、今なら映像ソフトを
購入させる仕組みだったのだが、少子化によっておもちゃを売る為のアニメは
「ガンダム」や「プリキュア」ぐらいになり少なくなっていっている。
一方、映像ソフトを売るアニメは製作委員会によるマニア向けのコアな企画を中心とした
作品を提供することで、深夜放映を中心に多くの作品を発表している。
しかしTVはネットに押されているのは明らかだ。さらに若い層になればなるほど、
より一層良くも悪くもメディアはネット中心になっていくだろう。
技術革新によってケータイでアニメをもっと簡単に見られる日も来るかもしれない。
こうしたTVが衰退した場合、アニメの放映の土台そのものを崩壊させる可能性がある。
TVアニメは週1本の○クール放映が中心であるが、
ネット配信でこうした放映形態も変わるかもしれない。月に1本とか。
こうした視聴者の視聴形態の変容はアニメの作り方も変えるだろう。
例えば、移動しながら見ても内容が頭に入るアニメとか。
あくまで仮定の話だが、現実は何が起こるかわからない。
数年前にニコニコ動画でアニメを見ながら感想をつけるというシステムができると
誰が予想できたのだろうか。ネットではこれ以上のサプライズが
今後起こりえる可能性は十分にある。
アニメはこうした技術革新やメディアの変容により注意深く関心を払う必要がある。
これらの変容は間違いなくお話や作画も含めた作品の質に大きく関わるはずだから。
それ以上に視聴者の価値観が変わるであろうから。
続くかもしれません。
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