ずっと見てたけど、感想を書かなかった東のエデン。
いよいよ大詰めですな。
今回のポイントは
・ミスターアウトサイドはフィクサーアトウサイゾウ氏
・物部の証言によると、アトウサイゾウは死んでいる
・ジュイスは研究所にある人工知能だと思ってたが、ナンバー12がジュイスを移動させた。
・ナンバー12がサポーター?
・滝沢の記憶を消去した意味
滝沢が記憶を消去したのは絶望したためと物部は言ってたが、
それだとなぜ1話でホワイトハウスにいたのかの説明にならないし
板津の支持も取り付けなかったはずだ。この物部の推測は間違っていて、
記憶を消す前の滝沢は何かをしたかったから、記憶を消したと考えるほうが辻褄が合う。
来週は物部達のミサイルを止めて終わりなんだろうなぁ。
それで一応の閉めはするのだろうが、映画もあるし謎は全て解決するとは限らない。
本当に物部の言うとおり、アウトサイド=サポーターなのか
物部はアウトサイドの正体以降の説明は外してる率が高い気がする。
あとはゲームにあがると自然にアウトサイドに合えるというのは嘘では無いだろうから
やっぱり登場人物の中にアウトサイドはいるのかもしれないね。
しかしちょっとアウトサイドの正体がフィクサーというのは余りにも安易過ぎる。
この種明かしはちょっとつまらなかった。そして戦後日本をやり直すという物部の思想は
もうどう考えたって押井的なものではないか。
パト2の頃なら有効な切り口でも今では通じないのではないか・・・。
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ご示唆の通り、パト2は思考実験の寓話として受け止められたと思いますが、9・11以来、「テロで現状打破」というのがフィクションオンリーの仮想現実ネタではなくなってしまったので、そういう状況でどのようなメッセージを発信してくるでしょうか。話が生々しくなってきたので、やはりそこに目が向きますね
押井門下の神山監督が「ポスト9・11のパト2」をどう描くかはちょっと興味があるところなのですが、滑り出しがびっくりの連続で好感が持てたので、ここに来て逆に尻すぼみにならないかというのはちょっと心配ですね。というか、いつ失速するかとハラハラしながらここまで見て来たような気がします(笑)
押井さんと比べると、神山監督は大きな政治に対する「個」の意志をより重視している印象を受けてきました。今作も滝沢は「アウトサイドを殴る!」の一本やり。物部らの「お前は何も知らない」「先を見ろ、全体を考えろ」という理屈に「いや、お前ら、おかしいだろ、普通狂ってると思うよ」と頭のよろしくない私のような視聴者をよく代弁してくれています(笑)従来の押井系のイメージだと「右翼(?)テロにも三分の理」というところが強く出る気がしますが、この作品ではどういうところに落としどころをもってくるのでしょうか。いや、破滅的なラストで「続きは続編でね」だったターミネーター3と同じことにならないよう(この場合は「劇場版ですね」)、祈るばかりです(笑)
それでは失礼します