黒子と初春。
黒子の独断専行する傾向は昔からだったという事。
初春がそれを見続けて心配してきた事。
初春は黒子に独断専行をもう少し自重してほしいのだが
黒子は黒子で信念で行動している。
結局、お互いの気持ちは知ってるので衝突することもあるが元の鞘に収まるという流れで
二人のキャラ関係を深く掘り下げた話だった。
最後、すったもんだあった二人が夕焼けを走り抜けるシーンは素直に良かった。
今までだと、美琴より黒子が目立っていると感じているのは私だけか。
新井里美の演技が素晴らしすぎる。黒子役で評価急上昇中である事は間違いない。
小学校時代の黒子と初春が設定年齢にしては小さい(小3ぐらいに見えた)が
おそらく記号的に、ワザと幼く描いて昔話だという事を強調しているのだろう。
ちゃんと映像全体の視線(アイレベル)も低くなり、二人の幼さをカメラの高さで表現していた。
黒子(小さい:子供:正義)と強盗(大きい:大人:悪)という縮図も対決としてわかりやすく、
緊迫感ある画面構成でアクションが進み、名前の無い敵との戦いにしては盛り上がっていた。
後は、初春が外へテレポートされる→初春助けを呼ぶ→美琴のビリビリで助けるという流れが
話の組み立て方としてものすごく自然で上手いなぁと感心した。
相変わらず、作画の安定感が凄く、画面が充実している。
毎回書いているけど、大量のアニメーターを投入した人海戦術の賜物だろうね。
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