
なぜ浴衣姿はこうも可愛いのでしょうね。現実でも虚構でも。
今回はそんなヤサコ・フミエ・そしてイサコ様。3人の浴衣姿が堪能できた回。
冒頭のハラケンを乗せたおばちゃんの颯爽と登場したバイクシーンは
勢いがあって、面白かったが、校内にバイクで乗り込むのはどうかと。
今回は夏祭りを通して、少年少女のハートウォーミングなお話。
ヤサコの浴衣姿に見とれるハラケン。ここで新しいカップリングフラグが立つのも見所だが、
最大の見所はダイチ・フミエの二人の動向でしょう。
フミエの浴衣姿に見とれるだけでなく、緊張しすぎてその後は直視もできず、
まともに話しかけることもできず、結局出た言葉が「果たし合いをしませんか」
こうしたダイチのしどろもどろした言動を見てると、
本当にダイチがフミエに好意を抱いている印象が伝わってくる。
だからこそ、逆に「お前の事なんか大嫌いだ」って言ってしまうのもわかる。
子供の頃って本音とは裏腹の事を言ってしまいますからね。
今までの電脳コイルが、設定とかアクション的な展開が多かった中で
今回は、キャラの描写に注力して描かれていたのが凄く印象的だった。
正直、ドラマ的な部分が若干弱いと思っていた自分にはこういう展開を
積み重ねていけば、作品としての厚みも出てくるかなぁと思った。
今回もイサコ様は過激。不平を漏らす子分を
「また逆らうのか!」「なら言うとおりにしな!」「何度も言わせるな!」とか
叱り倒す様は正に女王様。そのギャップとは裏腹に浴衣姿は勿論可愛かった。
そしてヤサコが見てる夢、ナツコのペットがイリーガルになり、
ハラケンに何かを手渡した事等、伏線も少しづつ消化している感があった。
サッチーの名づけ親はヤサコパパだったのか・・・。

ハラケンが死んだナツコの母から、形見のメガネを預かるときのカットだが
手の描き方が非常に上手いなぁと思った。
今回の作画監督は新井浩一氏。
原画に山下高明、杉浦幸次、田中比呂人、伊藤伸高、
谷口淳一郎、遠藤正明、秦綾子、小倉陳利等々
レイアウトが物凄く決まっているカットもあり見所が結構あった。
そして今回は絵柄が物凄く好みだった。
それにしても日本屈指のアニメーター、磯光雄・井上俊之・本田雄が
メイン参加しているだけあって、毎回凄いアニメーターが参加しては
驚異的なクオリティを披露しているのは、ただただ感嘆するしかないですね。
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