ひだまり第3期。
内容はいつものひだまりなので特に言う事無し。
直感的に思ったのが1期2期3期すべて、メインスタッフが変わる為か
映像設計のコンセプトを意図的に変えてる点だ。
3期の1話は奥から手前にカメラを引くようなカットを背景動画でみせるなど、
2期より奥行きを強調した画面作りが多かった。
2期が平面な映像設計で作られた感があったので、尚更奥行き感が印象に残ったのかも。
(余談だけど、ひだまり2期を見ると「アニメは奥行きが無くても良いのでは」
という問題提起をしたと勝手に私は受け取ってしまっている)
また背景はより記号的、ビジュアル的に洗練されているし、
ゆのっちのキャラ記号「×」を上手くビジュアルに落とし込んでいたのも面白かった。
キャラ絵も奥行きのある画面になった為か、2期より立体的になった印象。
個人的には絵柄が可愛くなっていて、ますますゆのっちが可愛い。
他作品の従来の「物語を語る為の映像演出」とは一線を画した
「視覚的快楽を獲得する為の映像演出」を追求する新房×シャフトには頑張ってほしい。
またなぜかこうした実験と「ひだまりスケッチ」という原作の親和性が
異様に高い(4コマだからか?)のも非常に興味がある事ではある。
ただシャフト、所々苦肉の策的な面が露骨に見えてきた。
演出と取るか、力尽きてるなと見るかは解釈論だが・・・。
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