ミナが可愛いという事を毎回丁寧に描こうとしている本作。
原作知らないのだが、
ただの吸血鬼モノかなと勝手に思っていた。
でも姫さんと国家の間に駆け引きがあったりするのが特徴かな。
今回の話はデルマイユといういわゆるかませ犬的なキャラを出して
身内内の縄張り・勢力争いを描こうとしていた。
そして爆弾が盗まれ、結局その爆弾で姫さんが殺されそうになるわけだが、
この展開自体がサスペンス的・ハリウッド的に感じた。
今回、姫さんは記者会見等や対外的な折衝を行いつつ、
冒頭で縄跳びに興じる落差を見せる事で
姫さんのキャラを重層的に描こうとしていた。
つまり、ミナは誰に対しても動じない、英名なるお姫さんであると同時に
なわとびを跳べなくてムキになるかわいいお姫さんでもあるのだ。
というのが、今回のお話のキモかな。
EDの入り方が「牙無し」というヴァンパイアの設定を語りつつ
毎回のように訴えられている、このお話がおとぎ話であるかのような語り。
しんみりとしたBGMと共に結構上手い引きだった。
OPよくよく見たらレイアスト設計で須賀重行が参加していたのか。
毎回レイアウトが非常に上手いと思っていたが、納得。
90年代の新房監督に良く参加していた紺野直幸が
キャラクターデザイン・総作画監督として参加するなど、
シャフト以外のフリーなスタッフ起用で、
今までの作風から一線を画しているのが良く分かる。
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そうですね。私もアクションシーンのぐるっと回る大胆なアングルに、個人的にはなぜかソウルテイカーなんぞを思い出したりしました(笑)その一方で、スタッフ面だけでなく、1話の斬新な入り方には「新しいこと始めます!」という宣言のようなものを感じました
ミナ姫様、ホントに毎回かわいく描かれてますね。いわゆる萌え作画とは距離があると思いますが、現実の「年上に恋する幼女」の様々な表情をうまくアニメに引き写していると思います
今期、雑誌とかHPはほとんど見ず、ほとんど某配信サイトのマイページ(別HN)でできた知人たちに勧められた作品から見始めました(という試み)が、最初はソ・ラ・ノ・ヲ・トの細かい仕事とOP曲が印象的でしたが…先週あたりから、今期はこれが頭一つ抜いていると本格的に思い始めました。まあ、要するに好みの問題なんですが、思い切り「濃い味」の作品になっていると思います
それでは失礼します