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【貞本】新世紀エヴァンゲリオン12巻【感想】 

新世紀エヴァンゲリオン 12 (角川コミックス・エース 12-12)


11巻からおよそ3年。掲載雑誌も少年エースからヤングエースへ。
本ブログでは11巻の感想も書いていたのだが、この間に破も公開されたなぁと思うと、
あっという間に年月が過ぎる事をひしひしと感じる。

本連載が始まって15年が経つ。中学生だった私も今では会社員となった。
当時中学生の私はエヴァのマンガがこの年まで続くなんて夢にも思っていなかった。
この年月の歩みは表紙裏の著者近影でわかる。近影には貞本氏が1962年と書いてあった。
つまり連載当時33歳だった彼も今では48歳。読者も年取れば、書く側も年取るわけだ。

連載は何度も中断されているが、それでも書き続けている貞本氏は正直評価に値する。
こんなに途中で中断すれば、終わっても仕方ないのにと考えてしまうし、
中断したまま帰ってこない作品が多数あふれているのも事実だ。

それでも貞本氏は描き続ける。貞本氏にとっても「エヴァ」は自分にとって
決着をつけなければならないものなんだろうと作家論的に推察してみる。
何にしても大塚康生からは天才と言われ、マンガもイラストレーターでも
活躍する氏の絵に対する技量はすさまじいと言わずにいられない。


内容的には25話の戦略自衛隊のネルフ襲来から、シンジが初号機に辿り着くまで。

まず読んでいて感じたのは、キャラの視点はシンジやアスカから、
ミサトやゲンドウ側になっていた事だった。こうした所から、年取ったなぁと改めて感じる。
作者も年取ったのか、アニメよりゲンドウやミサトをクローズアップさせてる印象。
特にゲンドウはアニメ版とは違う動きを見せ、その心情を吐露している(これ以上はネタバレ)。
近影でも書いてあったが貞本氏に子供がいて、その父としての気分が
ゲンドウに多分に反映されいるものだろうと推察される。

ミサトもシンジに対して、エヴァに乗せる為に異なったアプローチになっている。
こうした新解釈が導入されているのは、TV版のコミカライズではない
一個の作品でありたいという心意気だろう。

戦闘がアニメのシーンに忠実でビックリした。
例えば弐号機が目覚めて巡洋艦を持ち上げるシーン、
弐号機が1機目の量産型を真っ二つに折って倒すシーン。
弐号機が量産型にカッター持って飛びかかるシーン。
カッコイイシーンをマンガにするとああいう描き方になるんだなぁと思った。
また最終ページの初号機の絵はカッコ良すぎる。
絵が上手く、話も非常に洗練されたコマ割りで非常に読みやすい。


ヱヴァがQに向かって胎動する間に
貞本エヴァはいよいよ完結を迎えようとしている。
このペースだと完結までにに何年経つかはわからないが、
完結できるよう期待を込め、そして貞本氏には健康に元気であってほしい。
 
アシスタントに飯田文雄氏や桂明日香とかコヤマシゲト氏とか
参加陣が異様に豪華でビックリした。
 
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[ 2010/05/03 22:48 ] ヱヴァンゲリオン | TB(1) | CM(0)
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