日本一似てない小学6年生の三つ子、
丸井三姉妹が織りなす、破天荒なドタバタ・ショートコメディ。
サブタイトルは『丸井家!良い子 悪い子 恐ろしい子!!』
元ネタは20代後半で無いとわかりづらいかも。
総評:すんごくギャグものとして面白かった。
特に冒頭のバトロア風味な展開が掴みとして物凄くハマった。
その後は主要キャラの紹介と関係が丁寧に描かれたのも良かった。
三姉妹の中では三女のデザインが良い。
がきデカ→浦安鉄筋家族に連綿と受け継がれる
少年チャンピオン連載らしい、俗悪すぎるギャグテイスト。
三姉妹が先生のキンタマを狙ったり、クラスで飼うハムスターに「チクビ」と名付け
そしてクラス全員で「チクビ」と連呼させるなど、やりたい放題な感じが素晴らしい。
最後の「チクビが立った」というのは、明らかに某アルプスの少女がわかる人には
連想させる作りになっている。クラス全員で「チクビが立った」というのは素晴らしい。
Angel Beatsのように人生を語るのも良いけど、
俗悪なものも語れる所も含めてアニメは素晴らしいのだ。
今まではギャグマンガの主人公は男であったが、本作は女(三姉妹)である所に
これも時代なのかなぁと感じさせる。
監督:太田雅彦 シリーズ構成はあおしまたかし。
テロップ見てて、まさか「みなみけ1期」の二人かもと思ったが、確認したらそうだった。
三姉妹+ギャグ+学校モノと共通点がある、「みなみけ1期」の実績を買われたのだろう。
「みなみけ1期」が非常に非常に大好きで面白かった自分としては
このコンビの作品が見られるだけで、すごく今後も期待。
太田監督はイス取りゲームで「レクイエム」をかけるなど、わざと大仰な音楽や効果音を使う点や
小気味良いテンポとスローモーションで緩急をつけ、独特のギャグリズムが作れるのが強み。
アニメのギャグって大半が寒く感じるんだけれど、太田監督作品は普通に面白く感じられる。
(相性の問題だろうし、他者からしたら寒く感じるかもしれない)
冒頭のバトロア部分の作画は気合があり、次女が小気味良い格闘シーンを披露していた。
原画に池田有と高瀬健一がいたのが驚き。中村プロに所属しているのだろうか。
- 関連記事
-