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銀河機攻隊 マジェスティックプリンス12話のアイキャッチがカッコイイ件 

銀河機攻隊 マジェスティックプリンスのアイキャッチがカッコよかった。

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ロボットが決めポーズで剣を使う。
これがかつてカッコよかったロボットアニメの様式美的なアイキャッチだったと感じる。
それ以上にCGではなく、手書きのメカ作画で動くのが気持ちいい。
メカのフォルムもどことなく昔っぽい。

特にこのMJPのアイキャッチには80年代後半から90年代初期の
サンライズのロボットアニメ的な匂いを感じた。

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左上から
機甲戦記ドラグナー(1987年)
魔神英雄伝ワタル(1988年)
勇者エクスカイザー(1990年)
太陽の勇者ファイバード(1991年)

そもそもMJP11話はどことなく牧歌的な懐かしいノリの描写が多かった。
乗用車が街中を突っ切りながら移動したり…
だからアイキャッチも往年のノリのものを見せようという感じになったのかもしれない。

ちなみにMJPのキャラクターデザイナーの平井久司さんは、
機甲戦記ドラグナーと魔神英雄伝ワタルには中村プロ回で原画ローテ参加。
勇者エクスカイザーと太陽の勇者ファイバードには作画監督で1回参加している。

ちなみに機甲戦記ドラグナーの音楽は、
MJPでも音楽を手がける渡辺俊幸さんである。
チームで行動、そして時折見せる軽いノリ、
そして平井久司さんと渡辺俊幸さんの参加など
MJPはドラグナーを彷彿とさせる共通点というか印象を持っている。
 
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革命機ヴァルヴレイヴ11話とOVERMANキングゲイナー11話が完全に一致―親子のモニター越しの会話劇について 

革命機ヴァルヴレイヴ11話を視聴。今回も面白い。

物語のクライマックスは、ショーコが父親のリュージとモニター越しで再開する場面。

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父親が殺されることをいきなり突けつけられるショーコ。
そして状況が刻々と変化する中、父は娘に話しかける。

この親子の再開/やり取りは、
元ジオール総理大臣「指南リュージ」。
新生ジオールの総理大臣「指南ショーコ」。
という新旧ジオールの総理大臣二人の対面でもあった。

政治家として、いや大人として、それ以上に親として、
父は娘に前を向くスタンスを伝え、娘は状況に狼狽する。
みんなが生きるために戦い続けるか、もしくはショーコが手を引くか
そんな選択肢を選ぶ時間も殆ど無い中、
結局、ヴァルヴレイヴの「ハラキリブレイド」の断裁により父は死ぬことになった。

父親の死とみんなが勝利を喜ぶシーンのかぶせ方。ショーコが選択を選ぶ時間の無さ。
状況が変化するスピードのめまぐるしさは過酷であり、戦いの無常さを突きつける。
革命機ヴァルヴレイヴの世界の苛烈さを思い知る展開でもあり、
「大人」を強調する会話劇は大河内一楼さんらしい脚本だった。

参考:「革命機ヴァルヴレイヴ」の大人と少年の描き方~大河内一楼・そしてキングゲイナー


さて親子のモニター越しの場面。前にも似たようなシーンを見たと思っていたら、
それはオーバーマンキングゲイナー11話の「涙は盗めない」の
アナ姫とその父メダイユ公の会話シーンだった。

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メダイユ家が取り潰しになる事を知ったアナは、父親のメダイユ公の元へ連絡を入れる。
アナの安否を知らなかったメダイユ公は、娘との再開に喜ぶ。
しかしアナが取り潰しの話を聞き、自分が戻ると言い始めると
メダイユ公はアナを勘当するといい通信を遮断。
そしてアナは父の言葉に感動して泣く。

メダイユ家にアナが戻ってもアナの命の補償がない、家も潰されるだろう。
そして娘がいればお家の再興が叶うと信じ、メダイユ公はあえてアナを突き放す。
アナもまた父の優しさ、意を汲み、泣く姿には感動を覚える。
キングゲイナーの中でも屈指の名シーンだ。

ちなみにキングゲイナーのシリーズ構成は
ヴァルヴレイヴのシリーズ構成でもある大河内一楼さん。
そしてこの11話の脚本は大河内一楼さん自身が担当。


ここで大河内一楼さんがシリーズ構成と脚本を担当する
「革命機ヴァルヴレイヴ」と「OVERMAN キングゲイナー」の11話という同じ話数で
同じ親子のモニター越しの会話劇をやっている共通点が見つかる。


おそらくキングゲイナーのアナとメダイユ公のやり取りのシーンの評判が良かったのだろう。
そして大河内さんは、ヴァルヴレイヴの世界と物語に合わせた形で
再び親子のモニター越しの会話劇に挑戦したのかもしれない。

どちらにしても、キングゲイナーでは家の取り潰し、
ヴァルヴレイヴでは父親の死刑宣告というように、
子に過酷な状況を突きつける点で会話劇が始まる点も両作品は共通している。

そしてキングゲイナーでのアナ姫の傍で通信を聞いていたゲイナーと
ヴァルヴレイヴのショーコの傍で通信に付き添っていたエルエルフは、
このシーン単位でいえば同じ立場だったのかも。

戦争(エクソダス)の悲劇、親子の離別をモニター越しで描く事で生まれる物語。
ヤーパンへ向かうゲイナー達、モジュール77の学生達の独立は近いと踏まえると、
キングゲイナーのエクソダスとヴァルヴレイヴの革命は同義なのかもしれない。
いづれにせよ、大河内さんは「OVERMANキングゲイナー」で培った経験を
「革命機ヴァルヴレイヴ」に生かしてきたことがわかる11話だった。
 
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表舞台のショーコ・裏舞台のハルトという視点でみる革命機ヴァルヴレイヴ10話 

革命機ヴァルヴレイヴ10話を視聴。大河内脚本炸裂といったところだろうか。

本作は大きく分けて二つの舞台がある。
一つは戦争や今回の選挙といったように
華やかなでかつ光のあたる舞台で物語が進行する表舞台。
この表舞台で活躍するのは、指南ショーコ。
例えば4話の生徒たちに独立を促した場面などは表舞台の典型例だろう。

もう一つはハルトが吸血鬼化する時や、
もしくは華やかな舞台の裏で起こる
きな臭い展開、暗躍している展開。いわば裏舞台。
この裏舞台にいるのが、エルエルフであり、時縞ハルトだ。

そして光があれば闇があるというように、二つの舞台が絡まり合い物語は進行する。
今回は、表舞台のショーコと裏舞台のハルトが
時には重なり、時には割かれる関係性/展開が面白かった。

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例えば冒頭のエルエルフと貴生川タクミのやりとりは、後者の裏舞台だ。
華やかな舞台とは裏腹で起きている物語の進行。
裏舞台は暗い場面で起こるケースが多い。

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そして今回の表舞台の中心も指南ショーコだった。
生徒会選挙では文化祭実行を提案。
こんな状況下の中というみんなの疑問を払拭させ、生徒をその気にさせる。
彼女が生徒たち(マス)を動かし、物語の表舞台(華やかな舞台)を引っ張る。
表舞台は、表なだけに明るい場所(光が当たる場所)で物語が進行する。

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一方でニンゲンヲヤメタ、時縞ハルトは裏舞台の人間だ。
ヴァルヴレイヴという世界を曝くロボットに乗り、
吸血衝動を抑えられないことに悩むこととも戦っている。

そんな表舞台のショーコと裏舞台のハルトの二人が今回結びついたのは、
ハルトがショーコの父親が殺されたかもしれないという報を聞いた時だ。

ハルトは好きなショーコのために何かをしたい。
ショーコもハルトの為に一緒に戦いたい。だから選挙に出る。
二人の想い、表舞台のキャラと裏舞台のキャラが重なっているようにも見えるが、
物語は非情にも二人を別々の場所に誘う。
(※サキが二人の様子を伺っている点も抑えておきたい)

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その後、ショーコが生徒会の選挙演説をしている時(表舞台)。
ハルトは吸血衝動からの性衝動?を抑えられずにサキを襲ってしまう(裏舞台)。
そしてサキはハルトを受け入れる。
二つの舞台が再び割かれた瞬間である。

サキもまたハルトと同じように、裏舞台の側に立つキャラクター。
ハルトの負の部分を受け入れられるのはサキなのだ。

「自分のしたいことをしよう」とショーコが言う裏でハルトはしてしまっている。
そしてサキは今までの態度が豹変したかのような顔になる。
(呪いを受け入れたともいえる)

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余談だが、今回のサキの表情の変遷は面白い。
ハルトがタカヒに吸血衝動が走った時は足蹴りを入れて、
見下す視線でハルトを見ていたサキ。
しかしサキ自身がハルトの吸血衝動を受け入れる対象になってからは
真正面から受け止める。悟ったかのような、全てを受け入れた顔に変わる。
たぶん見下す視線からの表情を描いたのは、ハルトを受け入れた顔を描くための伏線だろう。

ハルトとショーコはお互いが強く意識しているにも関わらず
ヴァルヴレイヴという機体と戦争という状況によって
割かれた関係/状態になってしまっている。(これも呪いなのか)

ハルトはショーコを強く想いながらも、
自身の行動(意図しない行動)が、二人の距離を知らず知らずのうちに遠ざかってしまう。

表舞台(ショーコ)と裏舞台(ハルト)は交わらないのか。
ただヴァルヴレイヴが世界を曝くことが、
表の顔と裏の顔の垣根がなくなることを意味すれば…二人は結ばれるかも。
そんな期待を寄せながら、ハルトとショーコの関係がどうなるかを今後も見ていきたい。
 
※追記

表舞台と裏舞台については、

戦争/戦場における表舞台と裏舞台
日常における表舞台と裏舞台

の2種類があるのではという事をふと思いついた。
今回の話は日常における表舞台と裏舞台がメインであると思われる。
そして日常と戦争が交差する中、さらに今の時代への強いメッセージも込めて
少年少女のありのままの姿を描こうとするのがヴァルヴレイヴという作品なのだろう。
 
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革命機ヴァルヴレイヴ9話の櫻井アイナの幻影にみるサンライズ的面影 

ヴァルヴレイヴ9話を視聴。
なんというか、段々とピントが焦点が合ってきた印象を受け、
段々と純粋にストーリーに興味が沸く展開になっていると思う。
つまりは、より面白いくなっている。

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冒頭にある櫻井アイナ追悼をSNS的なもので行っている描写。
SNS的描写はこれからも断続的に続けられるのだろう。

ボタン一つで追悼の意を現す社会にヴァルヴレイヴの社会はなっている。
局面局面に応じて、SNS描写が用いられ、視聴者に色々考えさせるフックになっている。

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サンダーさん、結局搭乗する事になったようだ。
今までコメディリリーフ的な立場な存在だと思っていた。
例えるなら本作のシリーズ構成である大河内一楼さんが手がけた
「コードギアス」の玉城真一郎的なキャラなのかなぁと思っていたが、
ヴァルヴレイヴに搭乗したことで、サンダーもまた物語の本流に完全に乗っかったようだ。

一方でネットで追悼の意を現す人々の行為とは別に
直接、戦う道を選んだサンダーという対比がある。

それにしてもヴァルヴレイヴは強い。
どうやら学園も生徒もあの街も全て、ヴァルヴレイヴの為に存在していたようだ。

そして学園はパイロット養成機関的な役割があったようだと説明され、
実戦未経験者でも戦える理由はフォローされていた。
それでも圧倒的に強いし、一方で敵の偉い人は、やられることを想定内のように振舞うし、
全てが想定内の茶番でしたと言わんばかりの感じで進んでいて、興味深い。

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犬塚キューマが戦闘中に見えた、櫻井アイナの幻影。
戦闘中にこういう好きな女の子の幻影をみるのは、サンライズ的だなぁというか。
アムロもララァの幻影を見続けて、キラもフレイを見続け・・・
しかしアイナに振られたと感じた(この振られたという言葉は意味深)犬塚氏は
吹っ切れたように戦う。幻影を乗り越え戦い、ニンゲンヲヤメタ男の姿がここにある。
 
ピンク色の爆破といい、死んだ少女の幻影を見るといい、
ヴァルヴレイヴはサンライズ的な文脈を使うなぁと思うのであった。

今回、松尾衝さんがコンテ。
9話中7回目のコンテと、ハイペースでコンテを切り続ける松尾監督。
プレスコという手法もあるのだろうか、
コンテでこの作品の根本を抑えたいという松尾監督の作劇なのだろうと推測。
 
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冴える紺野直幸さんのアクション演出-とある科学の超電磁砲S 9話 

とある科学の超電磁砲S 9話。
アクションたっぷりなのが手に汗握る展開でとても良かった。
そんな今回は紺野直幸さんの絵コンテ・演出。

一時期はスタジオへらくれすにも属し、
「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」や「キカイダー01 THE ANIMATION」といった
石ノ森章太郎原作アニメで大いに魅せた紺野直幸さんのアクションが、
能力系・人同士のアクションの超電磁砲にも生かされていると感じた。

その意味では能力系バトルのルーツの一つに
石ノ森章太郎作品がある事を改めて感じてしまった。

さて本編。

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美琴のスパイダーマンちっくなこのポーズ/レイアウトは決まっているし、

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爆破をかわすなどよく動くし、

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電撃のエフェクトは上手いし
(これは原画さんの仕事の領分でもあるが、見せ方が上手い)

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しのぶさんが敵を足蹴りして体勢を奪い、敵から銃を奪うシーンの
畳み掛けるようなカット割りが気持ちよい。
こうしたアクションの瞬間瞬間の見せ方にアクション好きな面が伝わってくる。

今回は美琴としのぶさんのそれぞれの戦いが描かれたのも面白い。

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この美琴の飛び具合もダイナミックで面白い。
空間性を感じられるのがポイント。

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あと、美琴のこの表情はエロくて素晴しい。
戦っている女の子はエロいと思う。
 
最近、紺野さんの仕事をあんまし見ていなかったので、
今回のガッツリとした紺野さんの仕事を見られて満足。
  
あとよくよく思い返してみると、
前期の超電磁砲の9話もアクションは凄く
超電磁砲の9話は1期2期通じてアクション凄いという法則ができつつある。
ちなみに1期9話の絵コンテ・演出は山内重保さん。
 
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あいうら9話の見事な落ち芸について 

あいうら9話を視聴。今回も良かった。

女子高生な彼女達が、
今後について、進路について、他愛もない話をしつつ中
若月先生に、玉の輿について聞くと
「知るか!」と一括されて終わるオチがとても良かった。

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田村ゆかりさんに玉の輿ネタを振るという面も面白いが、
それ以上に注目したいのが、奏香が若月先生が「知るか!」と言われた後、
ちゃんと座っていたものから転げ落ちている点。
まさに「知るか」が、奏香の落ち=オチになっているのが、
奏香が転がったことでわかる瞬間。

演出的にも枚数を使わずとも、
一発でオチだとわかるような見せ方でとても効果的だと思う。

この演出は「少女革命ウテナ」の5話で見せた

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1個のリンゴが、その後の場面では、
突然うさぎ型に切り分けられている演出に通じるものがあった。
 
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[ 2013/06/05 21:08 ] あいうら | TB(4) | CM(0)

あいうら7話の凄さ-颯太と彩生の物語であることの予感を抱かせる演出について 

あいうら7話。面白いを通り越して、私の中ではすごい作品になりつつある。
今回の凄さをまず挙げると、颯太と彩生のやり取りに至るまでの構成/つなげ方だ。

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まず最初のカットは颯太の後ろ姿。今回は颯太の話ですよという意味合いだ。
一方で、最初のカットはフトモモを見せることを遵守するのも忘れない。

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次のシーン。物語の中心は、奏香とゆっこんのゲームにあるようにみえるが、
颯太の視線は寝ている彩生を見ているように映る。
最後まで見ればわかるように、
颯太と彩生の二人が絡むことを予感させるレイアウトになっている。

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この崩したシーンでも、物語がこの崩したことに焦点があれば
カメラがもっと寄ってもいい場面だと思う。
だが、カメラは引く。それは彩生を映すために。
画面的に颯太と彩生の関係性が切れないように配慮されている。

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ここでもむしろ写したいのは奏香やゆっこんより、二人の後ろにいる彩生なのだ。
さらにいえば女の子を二人を置いて、
その間に彩生のフトモモを配置するのは、素晴らしい画作り。

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そして颯太は彩生にタオルケットをかける。ここからが今回の本番。
今回に限っていえば、颯太にとって奏香とゆっこんは乗り越えるべき壁だった。
つまり今回は颯太が奏香とゆっこんは乗り越え、彩生にたどり着く話なのだ。
ここに至るまでの組み立て方は抜群に上手い。

そして年頃の男の子が、寝ている女の子に下心もなさそうに
自然に接する姿から、颯太と彩生が仲が良いのがわかる。
というか、とても羨ましいシチュエーション。

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ただ今回が颯太と彩生の話なのは、アイキャッチですでに予感されていたわけで…
ここで最初に気づけなかった自分は甘い。


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この背景のシーンも上手い。
颯太が買い物に行って、出かけたのを
ちょっと間を空けて発したドアの音だけで表現している。
ショートアニメにとって時間の省略は命題の一つ。

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二人仲良く横でゲームをする。羨ましい。
ちなみ二人がゲームを始める準備に至るまでを
ジャンプカットで見せているのも小気味良い面白さがある。

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ED曲に入る前にはちゃんとフトモモを見せる。
フトモモに始まり、フトモモに終わる。

後、崩れた積み木はちゃんと元通りになっているのが面白い。
奏香とゆっこんで積み直したのだろう。
こういう細かい所で、物語が動いているのを予感させるのも素晴らしい。

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ED曲に流れた後の今回の最後のカット。ここでもフトモモである。
ここでダメな姉と良い弟という締め方なのもあいうららしい。

まとめ

今回は颯太と彩生の話である事を
画面的にずっと伏線/積み重ねを行う演出が上手いと思った。
その意味では、前回から彩生が寝ていたのですら、
今回に至る伏線だったのかもしれないと思うと、
上手く繋がっているなぁと感じてしまう。

演出とは次の展開への期待/予感を呼び起こす意味で、
寝ている彩生をずっと映していたのは、
コンテ・演出担当でもあるを中村亮介監督の狙いなのだろう。
ほとんどのカットが面白い、何かしら見所があるという意味で、
毎回、毎回、面白い演出を見せてくれる「あいうら」はすごい作品だ。
 
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[ 2013/05/22 20:30 ] あいうら | TB(6) | CM(2)

「あいうら」は違和感でできている 

あいうら6話を視聴。今回も面白い。

そして今回は、この作品に対する自分なりの回答、
「あいうらは違和感でできている」ことの発見に気づけたのが良かった。
この記事ではこの違和感について語りたい。

まず今回の話は、勉強のために3人かなかなの家を訪れ
かなかなの弟の天谷颯太と交流する話。

そしてゆっこんがかなかなの部屋を見た後で、
やはり颯太の部屋を使わせてほしい事を示す時のカット。
このカットが今回の発見だった。

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いきなりの抽象度の高い背景。この背景には驚いた。

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今まではきちんと部屋内外が描かれていたが、
こと一番上のカットに限っては一気に抽象性が上昇した描かれ方をしており
キャラクターの関係に特化して描かれているといっても良い。

また上記の抽象的な背景のカットは、一つ目のEDに入る前フリでもあるため
きちんと描かれた背景から抽象的に描かれた背景への転調で落差をつけることで、
一種の落ち/オチを表現している見方もできるだろう。

こうした背景の描き方のレベルに落差/違和感を難なくやれてしまうことに、
画面における情報量を自由にコントロールするスタッフの決断力を感じさせる。
こうした違和感を色々な所に張り巡らせたのがあいうらという作品なのだ。

天谷奏香の公式サイトのキャラ紹介で「軽くウザいレベル」といわれること。
奏香以外のサキや山下先生など他のキャラクター達もツッコミ前提の言動が多いこと。
主役の声優さん達の決して慣れているとはいえない演技。
飛躍性を感じさせるトリッキーなカット割り。
今回の背景の情報量の落差。
カニカニと連呼するOP、二つ目の棒人間EDの起用意図も含めて、
作品全体に違和感を散りばめる事自体が、この作品のコンセプトなのではないかと思う。

この違和感の散りばめ、積み重ねて作品が作られていることは

「噛み合わない、それが楽しい。女子校生たちの日常。」

という本作のキャッチコピーでもわかる。

噛み合わないことが違和感を散りばめた結果そのものだろうから。

まとめ

あいうらとは違和感を散りばめ/積み重ねることで
女子高生の噛み合わない日常生活を描いた作品であることがわかる。

いいかえれば、噛み合わない/違和感こそが日常生活=生きていくこと、という
この作品なりのメッセージなのかもしれない。
そんな彼女たちが生きる中で生まれ出てくる違和感を
楽しく見せてくれるのがあいうらの醍醐味なのだ。
  
※追記

知り合いのコメントに噛み(カミ)合わない=カニ合わないという指摘があり
なるほどと思いました。
 
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[ 2013/05/19 18:00 ] あいうら | TB(1) | CM(0)

革命機ヴァルヴレイヴ6話における、SNSで世界が繋がる描写の意味と、サキに起こった革命の関係性 

ヴァルヴレイヴ6話を視聴。今回はサキがニンゲンヤメマシタ的な話。
今回、気になったのは携帯端末とSNS、もしくはust的な
ソーシャルメディアを通してサキと世界が繋がっていく描写

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まずAパート。
サキが新しい機体カミーラに適合し吸血鬼になったわけだが、
この変わった=革命されたサキが物語を引っ張る。
サキは、ハルトに乗りうつった体でいたずらをするなど、
変化を楽しく・前向きに捉えているようだ。
ちなみにwikiでカーミラをみると、

『カーミラ』 (Carmilla) は、アイルランド人作家シェリダン・レ・ファニュが1872年に著した怪奇小説、およびその作中に登場する女吸血鬼の名前。
 
となっている。機体そのものが吸血鬼の名前のようだ。

そんなAパートは上記のように、携帯端末の描写がちらほら散見される。
ここでの携帯端末の使われ方は、
音楽の視聴や画像の閲覧、SNS的なサイトの書き込みの確認というように
あくまで個人的な用途に留まっている。

Aパートでは、こうした携帯端末の描写を積み上げていった。

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さてBパート。敵が襲ってくるが、Aパート以来ノリノリのサキはハルトと共に迎撃しようとする。
だが相手の遠距離ミサイル攻撃で不安を覚え、動けなくなってしまう。
死を恐れない、今回のサキの想いとは一転してしまったようだ。

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そんな不安なサキを励ますのは、この作品一凄いキャラだと思われるショーコ。
今回もスカートを強くギュッと握った後に励ます決断をしたが、
スカートを握った後のショーコは怖い。
そんなショーコに押され、サキは気力を回復する。

スパロボ的にいえば、ショーコが精神コマンド「激励」を使って
サキの気力を回復させたといえるだろう。

※もしスパロボでヴァルヴレイヴが出てきたら、このイベントは使われそう。

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ショーコの応援で立ち直ったショーコは、戦闘を映像中継して欲しいと提案。
元アイドルの性なのか、観客がいればいるほど燃えるタイプのようだ。
もしくは世界を自分に振り向かせたいタイプともいえる。

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戦闘を中継することで、ショーコと世界が繋がっていく。
かつてアイドルになったものの、大人の都合でアイドルを解雇されたことで、
世界を憎んでいるサキが世界を見返したシーンでもある。

言い換えれば、サキがこの瞬間、世界一(いや宇宙一か)のアイドルになった瞬間。
まさに戦闘こそ舞台。サキが望んでいたものは全てこの舞台にあったのだ。

こうしたBパートではAパートのような個人的な用途の携帯端末描写と対比するように
大衆がSNSで繋がる描写を描いている。

元々、1話でもハルトがSNSで繋がれていく描写を含めて、本作はSNS的な描写が多い。
そして今回は、サキの物語を肉付けするため、
Aパートで携帯端末の描写=SNSで繋がっていくことの予感を積み重ね、
Bパートでは世界に求められるアイドルをSNS的なものを使って成し遂げる。
今回のSNS描写の使い方は極めて優れていたと思う。

まとめ

今回、サキは二つの意味で革命を起こしている。
一つはニンゲンヤメマスカを含め、吸血鬼になったこと。
二つ目は、SNSを使って、世界を自分に振り向かせアイドルになったことである。
二つの意味で革命された、サキはハルトやショーコ、エルエルフとともに
この作品のメイン舞台に立ったともいえる。


さて、こうしたSNSを使って一躍有名人になる描写は、
今の時代を反映したもののように見える。
またSNSを通して、情報を共有し、励まし、勇気をもらうということについても
東日本大震災を通してわかったことの一つでもあるだろう。

以上の意味でもヴァルヴレイヴは未来の宇宙を舞台にした作品でありながら
極めて現代に対して何かを提起したい作品であることがわかってくる。
それはサキが極めて現代を象徴するようなキャラクターであることにも繋がる。
例えるならSNSで有名になりたい人みたいな。

ヴァルヴレイヴが世界を曝くのが、実は今の現代社会なのか…それとも他の何かなのか。
今後の展開を見守っていきたい。
 
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あいうらの机問題-その2 

あいうらの机が横に長い、もしくは見なれない形ということに気づき
前にあいうらの机問題を考えるという記事を書いた。
今回はこの記事を書いた後に教えていただいた情報を交えて考えたい。

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まずはてぶのコメント欄から、
この机はクリエイティブテーブルではないかという指摘が入った。



これがクリエイティブテーブル。確かに近い形だ。ただ引き出しがない。

またコメントを頂いたfaiさんからは、あいうら机の近い形の商品URLを教えてもらった。

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参考URL:http://www.tradekorea.com/product-detail/P00025361/HI_SCHOOLSET_006.html

おぉ確かに。

また、ぬるオタが斬るの管理人、西尾西男さんから頂いたコメントによると、

「あいうら」はスタッフつながりで「ねらわれた学園」の美術設定を流用しているという噂があったので、「ねらわれた学園」のポスターやロングPV(1:48あたり)を確認して見たところ、同じような机を使っているように見えました。

ということだ。


関連動画:『ねらわれた学園』ロングPV

PVを1:48秒から見てほしい。確かに形はあいうらに似ている。
両作のスタッフも監督の中村亮介さん、細居美恵子さんなど共通している。

今回でわかったことは、

・あいうら、ねらわれた学園の学校で使われている机の形は
 クリエイティブテーブルというものに近い
・あいうらはねらわれた学園の美術設定を流用している可能性がある


ということだ。

ちなみにねらわれた学園もあいうらの美術監督も、ともに金子英俊さん。
流用している可能性はあるといえるだろう。

貴重なコメントを寄せて頂いたfaiさん、西尾西男さん
そしてみなさま。ありがとうございます。
 
最後に6話は学校の机描写はなし。
先生の机と奏香の弟の机は描写された。
 
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[ 2013/05/15 22:38 ] あいうら | TB(1) | CM(1)

翠星のガルガンティア6話とブレンパワード18話-踊る山内重保 

翠星のガルガンティア6話を視聴。

後半のエイミーの踊りが印象的だった。

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幻想的なオーロラのようなものの背景にしながら踊るエイミー。
レドの心もエイミーの踊りに何かを感じたようだった。

何よりエイミーの踊りの柔らかい繊細な感じで動くのが素晴らしかった。
これは何度でも見たいシーン/踊りだったと思う。

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またエイミーの踊るカットの間に、飴やタコカニみたいなものが挟まるのも良かった。

渦上模様を描く飴は、エイミーの踊りそのものや、甘さを象徴し
タコはエイミーの可愛さを象徴するかのようだった。

今回の絵コンテ・演出は山内重保さん(演出は木村延景さんと連名)。
そして、今回のガルガンディアを踏まえて
ロボットアニメ/踊り/山内重保という3つのキーワードを取り出した時、
思い出されるのは、富野由悠季監督作のブレンパワードだ。

山内さんはブレンパワード18話の「愛の淵」でコンテを担当し、
ネリーの機体ネリーブレンを氷上でスケート(踊り)をさせている。

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キャラとメカという違いはあれど、踊る事自体はアニメ表現的に大きな意味を持つ。
踊るシーンは枚数も使い、さらに踊りとして表現的に成立させないといけない。
こうした回に山内さんが担当しているのは偶然なのだろうか。

ガルガンディアの山内さんの起用が、ブレンパワードを踏まえてのものかは不明だが、
前回でもチェインバーを焼肉鉄板代わりにさせる、踊り回に山内さんの起用するなど
私の中では富野さん的なものを感じてしまう。(※たぶん、こういう見方は良くない)

ただ踊りシーンが、社会に不慣れなレドを導くエイミーとの関係を描くときに
今回のクライマックスとして抜群に機能していたというのは間違いないと思う。
レドがいよいよ開花していく前兆を見せたのが、今回だった。

まとめ

踊りのシーンで二人の関係はより深まったと思うが、
それだけに踊り終わった後の、暗雲っぽい感じの空気は見逃せない。

ブレンパワードでも氷上スケートの後、ネリーは死を迎えてしまい、
踊りの後には悲劇を迎える可能性もある。
その意味でも今後の展開、レドとエイミーをどう描くのか興味深い。
 
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あいうらの机問題を考える 

はじめに

あいうらには机問題がある。今回はこの事を取り上げる。

元々この記事を書こうとしたキッカケは、
あいうらの学校に出てくる机の大きさ/横幅が気になって、検証したいからであった。

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以上のように学校机にしては横幅が広く、横長だと思った。
少なくとも私自身の学校経験では、学校でこんな横幅の机はなかった。
ただもしかすると、今の学校だったらこうした規格のもあるのかもとは思った。
以上の事を思いながら、1話~5話までを振り返っていたのだが・・・

しかし5話の以下のシーンを見て、少し考えが変わった。

aiuratukue5003-1.jpg

彩生のフトモモに気を取られてしまったが、この机の形は・・・
丸で囲った部分を見るように、机が四角ではない事がわかる。
こういう変な形の机もあるのだろうか。これも気になってきた。
 
以上を踏まえて、

・横長の机
・5話で彩生が座っていた変な形の机

この二つについて取り上げる。
そして1話~5話を見返したら、2、3、5話で机の描写があったので、
これらの回の描写について取り上げ、考えてみたい。

2話の机描写

まず2話から。

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(同じようなレイアウトの場合の絵は一つだけ紹介、3話・5話の紹介でも同様)

机の横長さに関しては、上二つのキャプでは感じさせないが、
下三つのキャプでは横に長いと思う。

また5話で彩生が座っていた変な形の形の机は、
歩子と彩生が座る机で既に2話で登場していた。

3話の机描写

続いて3話。

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2番目のキャプと一番下のキャプのシーンの机は横長く見える。
また、5話で彩生が座っていた変な形の机は3話では見られず。
他で気になったのは、歩子がいる一番上の机が縦長に見えてしまう点。

5話の机描写

そして5話。

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下二つから最後までは横長の机。
そして彩生の変な形の机は5話で再登場。
ただ2話では歩子と彩生の机が変な形の机だったが、
5話の歩子の机はパッと見、変な形をしていないようにも見える。

横長の学校机があるかどうか調べてみる

私がイメージする学校机は以下の感じ。


 
椅子と机のサイズが近い感じ。

ちなみに横長い机を探すために
「学校机」「学習机」とgoogleで検索したが、該当の形は中々見つからず。

近いのは以下のリンク先の机だが、
http://item.rakuten.co.jp/tskagu/sch03-a0010/
机のあしが多いので、違うものだ。

また彩生が座っていた変な形の机も見つからず。
私の調べ方が悪いのかもしれないので、何か情報があれば教えてほしい。

まとめ

以上を踏まえると、

横長の机と彩生の変な形の机は、現実世界では中々出回っていない可能性が高いこと。
そして彩生が座る変な形の机は2話と5話で登場したことがわかった。

彩生と歩子が座る変な形の机に関しては、
何回か彩生の机の入れ替えがあった可能性が考えられる。

もしくは、彩生のフトモモを効果的に見せるために
スタッフが美味しく加工している説も考えられる。


さらにはみんな変な形の机を使っているのかもしれない可能性がある。
実はキャラが座っていると机の形が隠されている面もある。

以上、あいうらの机問題を取り上げてみたが、
あいうら世界の学校机は現実世界の机で広く流通されている
机とは違うものが使われているようだ、というのが現状の結論だ。

そんな結論からあいうらは、もしかすると夢の世界、死後の世界なんて妄想もしてしまう。
変な妄想が広がっていき、あいうらがさらに楽しく面白く見られそうだ。

そして6話以降の机の描写がどうなるのか。期待したい。
 
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[ 2013/05/12 18:08 ] あいうら | TB(0) | CM(3)

中野英明ムチおとこ伝説~波打際のむろみさん6話 

はじめに

波打際のむろみさん6話を視聴。

絵コンテ・演出の中野英明さんによる、
出崎さん風味な演出展開とバキネタで盛り上がった展開。
海が舞台のむろみさんと、出崎さん風味な演出は相性が良い。

バキネタについては、以下2件のブログを参照。

・「波打際のむろみさん」中野英明さん演出回 - 脳は揺れても刃牙パロは揺るがない!
(さよならストレンジャー・ザン・パラダイス )
・中野英明虎王伝説(subgulic)


ちなみに私は、ひっそり仕掛けてあったドラクエネタを取り上げたいと思う。

竜宮城の使い=ムチおとこ

それは、竜宮城の使い達が地下みたいな所で酷使されているこのショット。

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この右上にいる変な帽子とズボンを履き、ムチを操る竜宮城の使い。
おそらく彼の正体の元ネタは「ドラゴンクエストⅤ」のムチおとこであろう。

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参考画像:ムチおとこ(ドラゴンクエストⅤ-天空の花嫁 SFC版)

そんなムチおとことは何者なのか。

Ⅴに登場するボス級モンスター。【光の教団】が奉ずる邪教に仕える格下の信者。上の者には刃向かえないため、弱者をいたぶることによってストレスを発散する陰険な性格をしている。奴隷を監視し労働を強制する役職にあり、名前の通りその手に持ったムチで奴隷を打ち据えている。

【ムチおとこ】
(DQ大辞典を作ろうぜ!! 第二版より)

というようにある。

上記のショットの説明が、ムチおとこの説明に援用可能であり、外見も酷似している点、
ドラクエのダンジョン感あふれる背景などを含め、彼はドラクエのムチおとこなのだろう。

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この事を踏まえると、ムチおとこが現れるカットの前にあった
乙姫様とジュリアナ達はドラゴンクエストⅤの「光の教団」に相応すると考えられる。

Ⅴに登場する宗教団体。光とは名ばかりの邪教団。本部は【セントベレス山】の頂上にあり、【イブール】が大教祖を務めている。表向きは普通の宗教団体として活動しており、魔族による組織だということは知られてはいない。(中略)魔族の組織だけあって一皮剥いてみれば中身は悪の組織そのもので、神殿にやってきた信者達や各地から拐って来た子ども達を奴隷として使役させたりしている。

【光の教団】(DQ大辞典を作ろうぜ!! 第二版より)

ドラクエネタの演出意図

つまり、今回の絵コンテ・演出の中野英明さんは、
この乙姫と竜宮城の使い達をひっくるめて
ドラゴンクエストⅤにおける「光の教団」と見立てたのだろう。
そして中野さんの見立てでは、乙姫様は光の教団の教祖に相当する「イブール」であり、
竜宮城の使いは奴隷であり、またはムチおとこなのだ。

muromi6-3000.jpg
参考画像:イブール(ドラゴンクエストⅤ-天空の花嫁 SFC版)

乙姫が「光の教団」の光の部分として輝きながら
竜宮城の使い達が闇の部分として奴隷のように酷使されている。
この乙姫と竜宮城の使いの関係性/描写をドラゴンクエストⅤの光の教団に当てはめて、
上手く表現したのが上記の一連のシーンなのだ。

まとめ

ドラゴンクエストⅤのゲーム本編では主人公が魔物に捕まり、「光の教団」の奴隷として、
ムチおとこにいびられながら、10年程度使役されられる展開がシナリオ上にある。
この描写はとても印象的だったと思う。

そして振り返ると、いかに中野英明さんがドラゴンクエストⅤを理解しているのがわかる。
そして中野さんが作品を作る時のパロディの元ネタとして、
奴隷といえばドラゴンクエストⅤの光の教団と奴隷シーンの部分を引き出せるのが
ドラクエファンの私としてはたまらないのである。
 
バキネタもドラクエネタもあり、とても面白い6話だった。中野さんありがとう。
 
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[ 2013/05/12 08:42 ] 波打際のむろみさん | TB(9) | CM(1)

指南ショーコはどこまで羽ばたけるのか-革命機ヴァルヴレイヴ5話 

革命機ヴァルヴレイヴ5話を視聴。
今回は指南ショーコが物語を引っ張っていった。

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まず冒頭のコンビニのカップラーメンの棚をラリアットしていく様は
ショーコの天衣無縫さ天神乱漫さを、強く印象づけた。
まず最初で強くかます事で、ショーコはこういうキャラだという強く見せたいのだろう。

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透けブラなショーコさん。
ブラの透けてる部分と、シャツの部分の色味が微妙に違うのが凄く良い。
こういう絵を見ていると、ショーコって楽しい事をしていきたんだなと思う。
この辺りの楽しさが全てみたいな感覚は学生らしいというか。

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電源の不良により、全ての施設が停電に陥る中、
歌おうと言い出すショーコが今回のクライマックス。
電気が絶望感を払拭したい彼女の想いは、すぐに受け入れられなかったが、
電源の復旧とともに、彼女の歌いたい想いは学生を突き動かす。

歌うことこそ、ドラマであり、青春なのだろう。

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ショーコが学生たちを、物語を、世界を動かし、我々の心をも動かす。
彼女がいることで、ヴァルヴレイヴという物語が駆動しているのだ。
その意味では、常人的でない行動や側面を見せる
指南ショーコというキャラクター自体が、革命的なのかもしれない。
※よくよく考えたら前回で独立を扇動しているわけだし。

そんな彼女がこの作品でどこまでこの作品で羽ばたけるのか。
そしてサキとの三角関係をどう乗り越えるのか。期待したい。
  
ちなみに前回の次回予告からはミュージカル展開が期待され
松尾衝さんコンテなのかなぁと思っていたが、今回は森田修平さんだった。
FREEDAMやコイ☆セント、SHORT PEACE「九十九」の監督など、
OVAや映画がメインの森田さんがTVシリーズというのは珍しい。
ボトムズファインダーやコイ☆セントでサンライズと仕事していた縁での起用と推測。
 
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あいうらは命より重い! 

あいうら5話を視聴。このアニメは最高。本当に面白い!

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まず、この二つを見てもわかるように、彩生のフトモモが素晴らしい。
フトモモ!フトモモ!!フトモモ!!!
どちらもフトモモを見せたいが為の画。
彩生のフトモモの無防備さ、初々しさ、水々しさ。
彩生のフトモモに顔を埋めたい人もいるであろう。


特に上の方の画は、日影部分が縞模様上になっているのがとても映える。
またお尻の辺りの服の皺の描き込みが扇情的に映る。
そしてこのカットは次のカットに移る12秒の間、画面を持たせているのがすごい。
フトモモと縞模様の影で、動かさず12秒間持たせる密度の濃いレイアウト。

ちなみにもう少し真面目な話をすると、
この二つのカットは今回の頭(始まり)とお尻(終わり)に相当するといっても良い。

ただ上の画、後ろ姿の彩生のカットの前には
彩生の家の外観を映すカットがあり、これが最初のカット。
また下のキャプの後にも、終わりを示す「あいうら」のロゴが出るEDのカットがある。
だから厳密の意味においては、両フトモモのカットは最初のカットと最後のカットではない。

しかしながら、この最初と最後の二つのカットを抜かせば
彩生のフトモモで始まり、フトモモで終わるのが今回のあいうらだ。

この意味を考えるならば、
いかに彩生のフトモモを印象深く描こうとしているかわかると思うし、
今回がいかにフトモモなのかがわかる。

そんなあいうらの魅力を利根川が語るとするならば、

              _,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,___
             ./=--- 、ヾい| | | / / -─ 、三、
             l三!      ̄ ̄ ̄     ヾE|
             !彡  -- 、 ─── ,─    lミ!   世間の大人どもが
            .F!/\ ̄\三三三/ ̄_, ヘ ',ミ!   本当のことを言わないなら
            F!´ `'-ニ、 、__    , -' - '"`'.ハ!   俺が言ってやる・・・
           , -l=!   二二、ノ   L二二_  F/、
           | f=E!  ニ‐-゚- 7    f ‐゚--‐ニ |;f_!l
           | |ソ!!  __二ニ,'    .! ニ二__  |kヒl!   あいうらは命より重い・・・!
           ヾ 、!;! -___/!     !\_- .!ノノ
             ̄| / __ L_  _!___ \ |''"    そこの認識をごまかす輩は
             /!.  / -──────--! .|、      生涯地を這う・・・・・・!!
            /::::!.  ヽ二二二ニニニ二ソ  /:ヽ
           /:::::::::ヽ、      ─      /:::::::|-、
      _,、-‐ '''"|::::::::::::|  ヽ、        ,  ' .!::::::::::|:::::::`"''- 、
_,,、-‐ '":::::::::::::::::::::|::::::::::::|\  ` ─── '"  /|::::::::::|::::::::::::::::::::::`"'''-
   

今回は以上。
 
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[ 2013/05/08 20:33 ] あいうら | TB(4) | CM(0)

日常生活で使われるロボットの系譜~翠星のガルガンディア5話と∀ガンダム 

はじめに

翠星のガルガンディア5話を視聴。結論からいうと、すごく良かった。
それは人とロボットを生活でつなぐ描写があったからである。
端的にいえば、チェインバーが焼肉の鉄板代わりになっているシーンがすごく良かったのだ。

戦うだけがロボットではない、生活の一部でもある事を感じさせてくれる描写

「黒いなぁ」という言葉が予感させた、焼肉用の鉄板役になったチェインバー。

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今回はレドが働こうとして、
働き場所も働く適性もないながらも、みんなの役にたとうと奮闘しつつも、
一方のチェインバーもチェインバーなりにみんなの生活に役立っている。
レドもチェインバーも今の生活に馴染みだした意味で、
二人は人とロボットと形は違えども、立場は一緒であることを感じさせる名描写だった。

生活で使われるロボットとしての∀ガンダム、そしてチェインバー

そしてロボットを日常生活に使ったアニメといえば、∀ガンダムだ。
∀ガンダムは、8話「ローラの牛」で牛を運び、
21話「ディアナ奮戦」ではシーツを洗濯した。

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戦争で使う兵器としてのロボット/戦争としてのロボットアニメを描き続けた
富野由悠季さんが、機械は戦争ではなく生活にこそ使うのだと至った境地。
∀ガンダムは、ガンダムを兵器としての意味から解放し、
生活道具として位置づけ、この文脈でガルガンディアの焼肉鉄板描写があると感じる。

おわりに

生活に使われるロボットを描いた意味では、ガルガンディアは戦いだけではなく、
あの世界に住む人々の生活や考え方を描きたい意志を感じる。
これを描くことで、ひいては世界観を世界を描くことにも繋がっていくと思う。

ロボットは戦う為に基本存在するので、日常生活の部分を描くと
ロボットが出てこなくなってしまう作品が多いのだが、
こうした人とロボットを日常生活で繋げる描写、
ロボットを生活道具をして用いる描写があることで、
人・ロボット・生活がきちんと繋がりをもって描けるのだと思う。
 

おまけ~水着回

今回は水着回としても凄くよかった。眼福であり快楽天だ。

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このムチムチ感は最高ですよ。
ハナハル絵が動く!ガルガンディアの醍醐味!!
 
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「革命機ヴァルヴレイヴ」4話に見る「手」の描写の演出意図 

はじめに

「革命機ヴァルヴレイヴ」4話は「手」の演出が印象的だった。
今回は手の描写の演出意図について書いてみたい。

手の描写の演出意図

指南ショーコがヴァルヴレイヴのに立ちながら
学生たちをアジテートするシーンにおいて
学生たちを独立の機運に導き、ハルトに向かってピースをした時に
「この回はがキーワードの一つなんだろうなぁ」と感じた。

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強さの象徴であるメカの手の上に乗り、手でピースを行うカリスマ的なヒロイン。
メカとキャラをこの対比で描くのかと、とても感心してしまったシーンである。

そして手の演出描写の意図は、何か掴み取ることをあらわす為である。
今回でいえば独立を掴み取る意志の表現であり、
本作のタイトルの一部にもなっている「革命」にも繋がり、
最終的には革命を掴み取る意志を「手」で表現したかったともいえる。
さらにいえば、ピースの形はVの字、ヴァルヴレイヴのVでもある。

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以上のように、ショーコによって学生たちに独立の機運が芽生えた後は
学生たちの手を見せる描写を立て続けに描いていた。
本当にこのアニメはSNSも含めて、群衆を描こうとしている面も見逃せない。

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一方で、ヴァルヴレイヴも学生達の独立を支えるかのように自らの手で支えている。
キャラの手とメカの手を両方描いているのが素晴らしい。
キャラとメカの対比を描くのが、ロボットアニメの醍醐味の一つだろう。

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そして今回の「手」の演出の呼び水・予感を感じさせたのが
前半部分の一人旅団・エルエルフがハルトに
契約成立の合図として提案したピースであり、

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何より学園を独立/革命の機運に導いたのは、
ショーコが己の握り締めたで自分の衣服を脱いだ時である。
ショーコの身の潔白と強い意志を証明したこの行為によって生徒会が動き、
ハルト救出につながり、学生への訴えにつながったのだから。

その意味ではショーコが自身ので脱いだ独立/革命がスタートした意味で
服を脱ぐこと自体が独立/革命の予兆でもあったのだ。

おわりに

人は己の手を動かすことでしか、革命=変化することができない。
「革命機ヴァルヴレイヴ」とは自身の手で革命を掴み取る作品なのだ。

ということがきちんと伝わってきた4話だった。 

4話の絵コンテも引き続き監督の松尾衝さん。松尾さんはどこまでコンテを切るのか。
とりあえず自身が全面に立ってコンテを切ることで、コントロールしていくのか。
松尾さんの今後の仕事ぶりが興味深い。
 
参考:「革命機ヴァルヴレイヴ」の大人と少年の描き方~大河内一楼・そしてキングゲイナー
 
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「革命機ヴァルヴレイヴ」の大人と少年の描き方~大河内一楼・そしてキングゲイナー 

革命機ヴァルヴレイヴ4話。

時縞ハルトと学園を裏切ろうとするフィガロ議員のやり取りが
「OVERMANキングゲイナー」の1話のゲイナーとアデットさんのやり取りを彷彿とさせた。

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時縞ハルト「大人のくせに恥ずかしいと思わないんですか」

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フィガロ議員「全然。大人だからね。」


このやり取りがヴァルヴレイヴ。

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ゲイナー「大人のやることか!」

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アデットさん「大人だからやれんだろ!」

これがキングゲイナー。

ヴァルヴレイヴもキングゲイナーもシリーズ構成・脚本は大河内一楼さん、
という意味で、極めて大河内さんらしい大人と子供のやりとりではある。
汚い事を大人だという理屈で正当化する事に反発する少年という構図を
両方の作品で用いているのがわかる。
少年の想いが、大人の欺瞞を、そして世界を曝くのであろう。 

話は変わるが、もしキングゲイナーとヴァルヴレイヴを繋げるとするならば
キングゲイナーのエクソダスとはヴァルヴレイヴの革命であるともいえるだろう。

ただエクソダスは元々住んでいた場所からの移動がポイントであるのに対し、
ヴァルヴレイヴは今まで住んでいた場所に留まる事がポイントになるので
この移動する、踏みとどまるの差はあるのかもしれない。

さらにいえば、キングゲイナーではゲイナーとゲイン
ヴァルヴレイヴではハルトとエルエルフというように
少年二人好対照な男二人を中心において物語を作劇している点も共通点だ。

さらにいえば、大河内さんが手がけたコードギアスも
ルルーシュとスザクという二人の少年を中心にしている。
(※この辺りは最近のサンライズの傾向でもあるのかも。)

その意味でサンライズの過去のロボットアニメとの比較も面白そうだ。
 
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「あいうら」4話における動と静の演出 

「あいうら」4話を視聴。4話も面白い。

この面白かった点を挙げるならば、
前半部分の学生達と後半部分の先生達のやり取りの中で
動的なキャラと静的なキャラをそれぞれに分けて、
かつ、学生達を動的に、先生側を静的にというように対比的に描いていた点だ。

動的な天谷奏香と静的な岩沢彩生

まずは学生側の天谷奏香と岩沢彩生の登校中のやり取りを見てみよう。

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画面的には、奥側に向かって登校していくようなのだが、
走る天谷奏香の走っている姿をほぼ正面から、
画面左側に動くように捉えているのが面白い。

ただ3つめの画像でわかるように、奏香は画面奥側に進んでいる。
この、奥に進む動線(彩生の淡々とした動き)と
手前に進む動線(奏香の激しい動き)を交互にみせる切り返しが
映像的に緩急を生み出し、ダイナミズムを生み出している。

さらにいえば、動的な奏香と静的な彩生のキャラクターという意味でも
キャラの対比という意味の動静の緩急がついているのも面白い。

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でも奏香がやって来たのは、かつて自分がいた中学校。
奏香は画面右側に向かって引き返す。

向かう時は画面左側に、引き返すときは画面右側に動くことで、
左側と右側に奏香を動かすことで、動的なイメージをさらに強めている。

このようにただの登校というシチュエーションでも、
動的な画の積み重ね方・画面の見せ方で面白く見せることができる。
これが演出の力だと思う。

静的な先生側~その中でも動的な若月先生、静的な松野先生、山下先生

天谷奏香達がギリギリの時間で登校。
そこで松野先生とやりとりしつつ、舞台は先生同士の会話にシフト。

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校門前で話す先生達。
今まで奏香が生み出していた激しい動きから一点。
淡々とした会話劇が繰り広げられる。

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この会話劇は奏香達との動的な動きの対比でいえば、静的でもあるとも捉えられる。
ただ画面で様々に動く若月先生は、この静的な舞台における動的な存在と捉えられるだろう。
それは最終的に若月先生が白衣をもらって画面外へ移動することからもわかる。
一方で松野先生と山下先生は静的な舞台における静的な存在に位置する。

天谷奏香が動的な登校劇から、先生達の静的な会話劇に繋げる。
この前半部分の動と後半部分の静の緩急もまた面白い。

あと若月先生の可愛さは反則。田村ゆかりを使うのもよくわかっている。

まとめ

短い時間だからこそ、計算に計算を重ねて
無駄のない面白い画の繋ぎ方をみせてくれる。
それが「あいうら」という作品の醍醐味だと思う。

水彩っぽい塗りの温かみのある美術。
ロングショットを多用した広がりを感じさせる画面=世界。
キャラクターの愛らしい動き。

そんな種々の魅力が数分の時間に凝縮された空間を楽しむのが「あいうら」の魅力なのだ。
 
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[ 2013/05/01 12:00 ] あいうら | TB(6) | CM(0)

世界一速い 宮河家の空腹の感想 

山本寛監督、待田堂子さんシリーズ構成による
「らき☆すた」のゲームから生まれたスピンオフのアニメ化。
ustの配信がメインのようだ。

面白かった。5分があっという間だった。
ひたすら空腹ネタを引っ張る展開も中々面白かった。
(※空腹ネタだけで引っ張るのはこれぐらいの時間が限界ともいえる。)
ちなみに若い子には食べさせたほうがいいと思う。

EDの途中までしかできていないのが、
ネタなのが、本当にできていないのかどっちかわからないのが良かった。 
 
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[ 2013/04/29 21:06 ] 宮河家の空腹 | TB(0) | CM(0)

進撃の巨人4話の狙ったギャグとシリアスな笑い 

人類の存亡をかけて巨人と戦う物語である
「進撃の巨人」は基本的にはシリアスな作品だと思う。

ただ本編の展開を振り返るに
視聴者側から見たら、シリアスなのにギャグに見えてしまう描写や展開も多く
ギャグ作品扱いされてしまうことも多いようだ。

その意味では、本作はバクマンが提唱していた
「シリアスな笑い」、つまりシリアスな場面なのに笑えてしまう場面
が多い作品であるともいえるのかもしれない。

参考:シリアスな笑い【ニコニコ大百科より】


ただ4話の、ライナーにのせられたエレンがアニに訓練と称した
ケンカを始めた一連のシーン。これは作り手の狙ったギャグではないかと思う。

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エレンがアニに倒されて、でんぐり返しのような姿勢になり、
その次にアニに挑むライナーも、倒されでんぐり返しに。

この二人連続でんぐり返し、およびその途中で挟まれる
エレンの真剣な表情で話しながらも、でんぐり返しな姿勢に対して
私は作り手が意図しなかったギャグ(シリアスな笑い)というより、
作り手が狙って作ったギャグだというように感じた。

お笑い的にいえば、2回違うキャラにでんぐり返しをさせている意味でも
これはかぶせであり、天丼的な手法を用いているでもあるといえよう。

そんな「進撃の巨人」がギャグのように感じてしまうポイントの一つに
記号的な描かれ方があるのかもしれない。

例えば、

・真剣に話すときは目元を黒く塗る
・真剣な表情の時は縦線を入れる

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こうした描かれ方もギャグっぽく捉えられる一員なのかもしれない。

まとめ

原作が上記のシーンをシリアスな笑い、
もしくは狙ったギャグで描いているかどうかは私にはわからないが
(もしかするとアニメオリジナル?)
少なくともアニメのこのシーンは、制作側が狙って作ったギャグだと私は感じた。

他にも3話の小林ゆうさん演じるサシャも、
小林さんの演技も含めてギャグ的なキャラに仕立てていた印象を受ける。

そんな進撃の巨人は物語がシリアスであるがゆえに
彼らの挙動が可笑しく見えてしまう部分もあるのだろう。

つまりシリアスとシリアスな笑いは紙一重であり、
その狭間が垣間見えてしまう進撃の巨人という作品なのだろう。
そんな原作をアニメスタッフが、原作に内包されているであろう
シリアスな笑いを今後どう調理していくか興味深い。
 
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[ 2013/04/29 09:51 ] 進撃の巨人 | TB(24) | CM(3)

革命機ヴァルヴレイヴのピンク色の爆破から振り返る、サンライズ・ガンダムの爆破色の歴史。 

はじめに

革命機ヴァルヴレイヴ3話を視聴。3話も監督の松尾衝さんの絵コンテ。
このペースだと、松尾監督のコンテ回は多そうだ。

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ちなみに本編の感想はというと、
一人旅団という二つ名を持つエルエルフの無双ぶりが印象的だった。
まさに「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」である。


             /                  ヽ
           /   な  い  あ  も     |
           l    い  い  い  う    |',           /
           |   か ん  つ       l  ',        /
           |   な  じ  一  全   /   〉く }三{`>く
          ヽ、    ゃ 人  部   / ∠_/ ̄∨__〉、
      、     \ ,       で     /   !:::ハ ゚ /::::l|     ,..-―
      \     / `丶、____x く    ト、:_:_}  {_:_:_ノ|    / ; : : :
       ,.ィT: ̄:7ハ、                 V「::r┬宀┬ 、:}V_/:./: : : :
      人,-、:.・:; -vヘ              ∨仁ー--'二l }イ{}=彡く_:_:_:_:_:_
     〔:.:{::}ー{::}:.:}             _, <l入ヽ二二 // /勿¬┬┬-..、
    __Y/:|三三ト、:/           , -<}>_'´_::ヽ\_二_/ノ::_ニ::. ┴┴-<
_rく´ |:.:| lヾ:|三三|:/「`ーrー、    /,..:'r―-、ヽ、`ヽミー--‐ニ-'´ /r──‐┐::
∧ ヽ `  \ヽ二ラ /:.:.:./ | }   //::..{      ̄    ヽ:/´    '′      |::..
:.:.ヽ |     ` ┬彳:.:.:.:/ | ∧  //::..::..\       ∥          /::..:
:.:.:.:〉|      l 〈:.::.:/ 〃:.:∧//::..::..:「`ー      ∥       _/::..::..
:./| lノ〉_r、   !  ̄  ∧:.:.:.:.7/::..::..::..ヽ、      ∥       ` ̄フ::..::.
  ', ヽ、ー′ |    / ヽ:. //::..::..::..::./ヽ¬     ヾ      -r―'´::..::..::.
   

さて、ヴァルヴレイヴで気になった描写の一つがピンク色の爆破である。

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この爆破の色を見ると、ガンダムシリーズを思い出さずにはいられない。
今回はピンク色の爆破に見る、
サンライズ、そしてガンダムの爆破について語ってみたい。

ピンク色の爆破の歴史~サンライズ、そしてガンダム

まず1979年に「機動戦士ガンダム」では宇宙の戦闘において
MSや戦艦の爆破描写にピンク色が多用されていた。

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(機動戦士ガンダム劇場版Ⅲめぐりあい宇宙より)

理由としては、制作会社である当時のサンライズに
大量のピンク色の絵の具が余っていたからいう話である。
そんな大量のピンクの絵の具を使いたいという苦肉の策だったとしても
漆黒の宇宙にピンクの爆破という組み合わせは、
絵的な見栄えを成立させている表現だったと思う。

次に1991年にリリースされたOVA「機動戦士ガンダム0083」でも
宇宙空間におけるピンク色の爆破描写がみられた。

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(機動戦士ガンダム0083より)

「機動戦士ガンダム」の一年戦争後に起きたデラーズ紛争を舞台にした本作。
そして1stガンダムのオマージュが溢れた本作では
このオマージュの一つとして、ピンク色の爆破を取り入れた。

本作は驚異的なメカ作画であったため、とてもインパクトのある描写となり
改めてガンダムの爆破といえばピンク色であることを再確認させてくれた作品だった。

次に2002年の「機動戦士ガンダムSEED」。

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(機動戦士ガンダムSEEDより)

「新世紀(21世紀)のファーストガンダム」を目指したと言われるSEED。
物語も1stガンダムをなぞらえたような宇宙を地球を漂流する展開。
そして宇宙空間での爆破も1stになぞらえてピンク色だった。

私は当時SEEDを見た時に、
「21世紀のガンダムをやるのなら、これは外せないだろう」
と思い、爆破がピンク色だったことに大変喜んだ。

まとめ

以上のように、ピンク色の爆破といえばサンライズとガンダムの歴史でもあるのだが、
1stガンダム→0083→SEED→ヴァルヴレイヴ、というように
この歴史の中にヴァルヴレイヴが加わってくるのは中々に面白いと思った。

ヴァルヴレイヴという作品が、最終的に何を目指していくかはまだわからないが、
このピンク色の爆破の描写も含めてわかることは、
ヴァルヴレイヴは過去の作品の文脈/影響も踏まえて描いていることだ。

何にしてもピンクの爆破を見ると、安心するのであった。
 
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御坂美琴の光と影~とある科学の超電磁砲S 3話 

御坂美琴の光と影。

御坂美琴は学園都市に7人しかいないレベル5であり、
かつ学園都市の中でも屈指のお嬢様学校であり、名門校の常盤台中学の所属だ。
そして常盤台のレールガンという通り名で知られていることは、1期・2期で描かれてきた。

そんな御坂美琴は学園都市の光り輝く存在であり、
常にスポットライトが当たり続けた存在であるともいえよう。

しかし御坂美琴にも影がある。
この事が描かれるのが妹達編なのであり、
この光と影がある事を本格的に語られたのが、3話だったと思う。

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例えば上記のショットは、
美琴が今まで見聞きした色々な情報などを振り返って考えているのだが、
この時点では美琴は真実を掴んでいない。

ただ光射す部分と影の部分のはざまに美琴を配置することで、
美琴の光と影が同居する事を示唆する印象を与え、
美琴にも影がある可能性を見せている。

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また美琴が事の真相を暴くために、施設に潜り込むのだが、
ここでも研究素体が培養されている施設が置かれていた場所からは光が差している。
美琴の暗い部分=影が存在していた場所から、光が差しているのは何とも逆説的だ。

今回は夜、つまり暗い影の時間帯で美琴は動いていた。
その意味でも、真実を暴くかれるのは夜の時間帯で行われるのだろう。

1期でも主に物語が動く時間帯は主に昼間でありと記憶している。
変な化物も、最終話も時間帯は昼だったと思う。
それが今までの御坂美琴の光の部分だけを描いてきたともいえる。

そして2期の3話では主に夜の時間帯で描かれたことで、
光だけでない美琴の影の部分を暴き出し、
これに対して美琴がどう立ち向かっていくがを期待させる展開だった。

※追記

美琴の光と影についてキャラクターの関係で見るなら
光の部分を支えるのが上条さんで
影の部分を支えるのが一方通行さんなのだろう。

おまけ
 
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ちはやふるの若宮詩暢さんと瓜二つです。
 
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キャッチコピーから作品を考察するのは面白い!~RDG(レッドデータガール)を例に 

はじめに

RDG(レッドデータガール)4話まで視聴。

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4話では鳳城学園に転校した泉水子が様々な学生達と出会い、様々な出来事に遭遇する。
そして出会った学生達は一癖も二癖もある存在のようだ。
みんな特殊な能力を持っているようであり、
まるで泉水子は学園で生き延びるだけでも精一杯のようにも描かれる。

そんな4話は本格的に物語がスタートした形に見えた。
この4話を見て、1話から3話まではイントロダクションであり
4話までのタメであるように感じた。

そして4話を見て本作の

「普通」になりたい少女の願いが未来を変えるー善も悪もない、新たな学園ファンタジー

というキャッチコピーの意図が垣間見えたのが一番の収穫だった。
今回はキャッチコピーから作品の目指すものを考えてみたい。

善悪だけではない世界を、人間を描くRDG

まずRDGは善も悪もないという意味について。

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このキャッチコピーを知ると
それは一見、今回酷い怪我を負った宗田真響が被害者=善であり
加害者である高柳一条が悪ではないのかもしれないと解釈できるのだ。
(視聴者側にどうみえるかはさておいて)

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この善悪については、リカルドとひと悶着あった泉水子と深行を影で見ていた真響が
深行と話すことで「協定成立だね」という言葉でもわかるように
この作品は感情で結ばれた関係より、合理的な側面を重視して人が動いている印象も受ける。
(泉水子はまた別なのだろうが)

そして上を目指したいであろう業の深い高柳一条も含めて
本作は特殊な人間が集まる学園の人間模様を善悪をひとまずおいて描きたいのであろう。
さらにいえば、特殊な学園環境の中で、一際特殊な力を持った泉水子が
「普通」になりたいと願い、行動するのがRDGという作品ではないのだろうか。

RDG4006.jpgRDG4000.jpg

善も悪も、人が生きるのだからあるにはあるのだろうが
それ以上に人、人同士の関係、人の営みや主張、そして戦いを鮮烈に描く。
それは監督である篠原俊哉さんがかつて手がけた「戦う司書」にも通じる部分があると思う。

まとめ

今後の展開はわからないが、泉水子がその秘めたる力を駆使しながらも普通になっていく。
もしくは引っ込み思案や依存症的な側面をどうしていくのか、期待したい。
 
そしてキャッチコピーが作品の中身を紐解く好例である事を
RDGが指し示してくれたのが、有難かった。
キャッチコピーから作品を考えるのは面白い!
 
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さりげないフェチ描写が魅力の「あいうら」 

始まる前はノーチェックだった「あいうら」。
しかし始まってみたら、OP曲のインパクト、2つ目のEDの自由奔放な映像。
何より本編のオチもなく、淡々と描かれる内容と空気感が、たまらなく魅力的な作品です。

そして3話を見ていたら、フェチ的に気になる描写点があったので、少し書いてみます。

おしりと脚の描写

まずは山下先生のおしりの描き方。

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前かがみな姿勢になっている山下先生。
このアングルで描かれる先生のおしりがたまらなく魅力的に感じました。

何が魅力的かといえば、さらっと描いているところです。
おしりを描きたいのなら、もっとおしりを強調して描いた方がわかりやすいですが、
この描き方だと、全ての事象が淡々と進む「あいうら」世界には馴染まない。
このぐらいの自然な加減さが「あいうら」らしくていいのかなと思いました。

次に主役達の脚。

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女子高生の脚は描きたくなってしまうのでしょう。
京都アニメーションの山田尚子さんしかり。

脚の魅力は2つの無防備性があるとでもいうのでしょうか。
まずは素肌が外に無防備にさらされている点。
もう一つは感情が無防備にさらされている点。

脚を組み、脚を動かす、または動かない脚。
これらの動作で3人の感情が出ているのが魅力的です。
またキャラ達が椅子に座り、脚が他からは見えないので、
自然とガードがゆるくなり無防備になっている。
そうした無防備な感じの感情が脚から撮されているのが魅力的です。

まとめ

あいうらは何気ない高校生活が描かれた作品です。
そんな生活で描かれる、さわやかなフェチな描写。
この塩梅で脚やおしりが描かれるのが、あいうらの魅力ではないかと思うのです。
 
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[ 2013/04/24 06:32 ] あいうら | TB(8) | CM(2)

這いよれ!ニャル子さんW 3話に登場した最終回パロディの元ネタ紹介 

這いよれ!ニャル子さんW 3話。
毎回、色々な作品の元ネタが多いのだが、
今回は最終回のパロディが印象的だった。

俺達の戦いはこれからだED

アバンでニャル子は「私達の戦いはまだ始まったばかりです」と言い敵達に突撃する。
確かに、アバンなので始まったばかりという意味で正しい。

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まず俗にいう「俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!」最終回EDを使ってきた。
この「俺たちの戦いはこれからだ」
または「俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!」の元ネタは
少年ジャンプに連載されていた、1990年のゆでたまご作の「蹴撃手マモル」なのかもしれない。

参考:「蹴撃手マモル」4巻。一体コイツは何を考えているんだろう作者は何を考えているんだろうと小一時間問い詰めたい。

ドラゴンクエストアベル伝説ED

次の最終回EDパロディは、「ドラゴンクエスト-勇者アベル伝説」だ。

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「ドラゴンクエスト-勇者アベル伝説」は1989年にフジテレビで放映された。
ゲーム原作のアニメ化がまだ珍しい時期で、人気原作のため話題になったが、
物語的には途中のまま32話で一旦終了。たぶん打ち切り。
そこで用意されたEDが、老婆がその後のストーリーを少年少女に聞かせるシーン。
当時見ていた人にとっては印象深い打ち切りEDの一つだっただろう。
※その後、時間帯を変えて再開。最後まで物語は描かれた。

ライダーやガンダム、ジャンプネタが多いニャル子さんの中でも
ちょっと渋いチョイスではある。

SILENT KNIGHT翔ED-NEVER END

最後の最終回EDパロは「SILENT KNIGHT翔」だ。
この作品は、1992年に車田正美が聖闘士星矢連載終了後少年ジャンプで連載した作品。
防具を身にまとい敵と戦う世界観・設定を含め、
星矢的なものを引き継いだ(人気を狙った)作品だが、わずか13週で打ち切られた。

2nyaruko3001.jpg

この「SILENT KNIGHT翔」の連載最終回の最後のコマで使われたのが「NEVER END」。
この言葉が後に打ち切り漫画愛好家達を中心に広がっていった。

参考;1992年48号ジャンプ感想

また、連載時と単行本では「NEVER END」の使われ方が違う。
ニャル子さんのパロは連載時版の方である。

まとめ

最終回EDパロディはアバンで一つ、Aパートで二つ使われたので、
Bパートでもあるのかなぁと思ってみていたら、全くなかったので拍子抜けした。
そんな最終話EDパロディは、やってみたいパロディの一つではある。

ちなみに、使われた作品の年代がそれぞれ1989年、1990年、1992年と
90年代前後であり、マモルと翔が少年ジャンプの連載作品であり
ドラゴンクエストのアニメも鳥山明つながりで、少年ジャンプで多く宣伝されていた点も含め
打ち切りといえば少年ジャンプなんだろう、という事を改めて思った。

おまけ-EDについて

まさかEDにこの方々が参加されるとは・・・撮影も江面さんだし・・・

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ニャル子やクー子の着替えのシーンが素晴らしかったのと、
キャラクターをグイングインと回転させるのが面白かった。
  
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波打際のむろみさん3話で押さえておきたい3つの面白いポイント 

波打際のむろみさん3話が抜群に面白かった。
その抑えておきたい面白かったポイントを3点挙げてみたいと思う。

① つかみが上手かった

つかみという言葉がある。gooの辞書にも

相手の気持ちを引きつけること。また、その事柄。お笑い芸人が観客を引きつけるために最初に放つ独創のギャグ。また、講演や説明会の最初に聴衆の関心興味を高めるために話す事柄。「―のうまい芸人」

と書いてあるように、笑いを行う上で、つかみはとても重要である。

ではむろみさん3話のつかみとは何か。

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まずアバンで、ひぃちゃんの自身のイルカ好きを説明していたシーン。
ここで何種類かのイルカが次々に紹介される。ここまでは普通の展開だ。
しかし、

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「ムテキーーーング!!」

いきなり1980年代のアニメ「とんでも戦士ムテキング」のムテキングが脈絡なしに現れる。
この飛躍性と意外性。ムテキングの登場の瞬間に、つかみはOKなのである。
さらにこのつかみはOKのまま、OPに突入するところも素晴らしい。

ちなみにムテキングが登場できたのは、むろみさんの制作元がタツノコプロだからである。
セルフパロディに関しては、タツノコプロは寛容であり、他のタツノコ作品でも
多々見られるが、まさかむろみさんでムテキングは予想できなかった。

② 広がる舞台性~狭い空間からの開放

作品の舞台が広がっていく感じも面白かった。

「波打際のむろみさん」というタイトルだけあって、
1話は波打際が舞台で話が進み、
2話も、むろみさんがモルジブに行った場面もあったが、ほぼ波打際がメイン。
対して3話は一気に舞台が広がった。

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水族館のイルカにいちゃもんをつけるむろみさん。

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昔付き合っていた彼氏の回想シーン。(2億年前)

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浅瀬

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海底

以上のように物語の舞台が次々に変わっていったのが3話の大きな特徴。
波打際という狭い舞台から徐々に広がっていく世界への展開。

世界が広がれば、それだけ語り方やギャグにも広がりが出てくる。
1話2話の波打際という狭い空間で延々やり続けてきたタメが生きてくる瞬間でもある。

③ 絵づらが面白い

単純に絵を見ていても面白いのがポイント。

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波打際を俯瞰しているシーンだが、
たっくんをひいちゃんとイルカが囲んでいる。
状況的にも変な点と、俯瞰している分画面から妙な達観性と客観性が伝わり
おかしみのある絵づらになっていると思う。

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むろみさんとひぃちゃんが喧嘩し組合っているシーン。
周りにイルカがいて、視聴者を置いてきぼりにしないよう、
画面手前にたっくんを配置して、ツッコミ役として機能させたシーンだ。

どちらにしてもイルカが良い味を出している。

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他にはむろみさんのこの表情。
出崎さん的なハーモニー的処理と、
大張正巳さんの必殺技の光る赤い目という掛合わせ技。

ちなみに大張さんの光る赤い目は下記画像を参照。
suparpbpog11003.jpg
(参考:スーパーロボット大戦OG2より、監督:大張正巳)

アニメ表現的にも面白い所が散見されるのも楽しめる。

まとめ

以上のように、むろみさん3話は面白かったポイントがあった。

他にも
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むろみさんがひぃちゃんにオキザヨアタックをかける時も
わざわざ、オキザヨリの絵を一つ挟み込む点も、テンション高くて面白かった。

全体的に、ギャグ寄りな作品にいえる傾向だと思うが、
キャラクターが出揃い、キャラが立ち始めてからが
作品の面白さが出てくると思うので、4話以降でどう展開されるかを期待したい。
 
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[ 2013/04/21 09:00 ] 波打際のむろみさん | TB(8) | CM(1)

デート・ア・ライブ3話の走るEDに見る、富野アニメのEDぽさ 

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デート・ア・ライブ3話のひたすら走るEDを見ていると、
富野アニメ好きから見ると、
ザブングル・ダンバイン・ZガンダムのEDを思い出してしまう。

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戦闘メカザブングル(1982年)

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聖戦士ダンバイン(1983年・原画:稲野義信)

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機動戦士Zガンダム(1985年・原画:梅津泰臣)


走るEDは、以上のような富野アニメの刷り込みがあって好き。
そしてこうした走るEDは、前向きに走るキャラクターの姿をみせることで、
視聴者に気持ちよく感じさせて締めくくるための
一つの手法として定着しているのかもしれない。

他にも走るEDは多いのだが、デート・ア・ライブのこのEDは
ずっと走っている点ですごく富野アニメEDぽかった。
※影響やオマージュなのかは判別できず

一概に走るEDといっても、作品ごとで走らせ方を見てみるのも面白いと思う。
ダンバインの稲野さんの走らせ方が個人的には好きである。
 
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[ 2013/04/20 20:01 ] デート・ア・ライブ | TB(0) | CM(0)

革命機ヴァルヴレイヴ1話に見る富野由悠季的カットイン 

革命機ヴァルヴレイヴ1話を視聴。面白かった。

主人公がヒロインの好きな女の子と結ばれそうになった瞬間に、
そのうちもう一人の主人公にとってのヒロインになるであろうの男の子に寝取られる、
逆レイプされるような展開であり、分断と結合が一緒に訪れる感じが面白かった。

あとニンゲンヤメマスカは、
ローゼンメイデンの「まきますか、まきませんか?」が元ネタではないかと思った。

メカ戦闘や学園シーンのビジュアルも充実しており、千住明さんの音楽と
そして手練手管な松尾衝さんの演出が見事に合致していたと思う。

さて、松尾監督はヴァルヴレイヴで富野由悠季的なカットインを2回使っていた。

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ちなみに富野由悠季的カットインはこんな感じ。

vvv1-1000.jpg
(ブレンパワード)

松尾さんが以前手がけたOVA「ガンプラビルダーズ」でも同様のカットインが使われていた。
ただあれはガンダムっぽい演出を要請された側面もあったようにも見えたが、
本作でも使ったことで、松尾監督はロボットアニメでカットインを使うのがわかった。
そんな松尾監督はロボットアニメと富野由悠季監督につて以下のように語っている。

松尾:以前からロボットアニメには興味をもっていたんです。富野由悠季監督と劇場版「機動戦士Ζガンダム A New Translation」のスタジオ演出をさせていただいて、ロボットものに可能性を感じたんです。正確には富野監督の仕事に影響されたということかもしれないですね。

月刊ニュータイプ2013年5月号 革命機ヴァルヴレイヴ 松尾衡監督インタビュー

松尾さんが薄々富野さんの影響があるようにうすうす感じてはいたが、
この富野さん的、サンライズ的な技も使う人なんだなというのが
革命機ヴァルヴレイヴ1話を通してわかった。
この辺りは作品ごとの要請に従っているのだろう。
 
ちなみに富野さんというと、
本作のシリーズ構成の大河内一楼さんはキングゲイナーで、
また音楽の千住明さんは機動戦士Vガンダムで富野さんと一緒に仕事をしていたりもする。
この辺りの主要スタッフの布陣の采配は、
ブレンパワード・キングゲイナー・リーンの翼で富野さんと一緒に仕事をし、
本作のプロデューサーでもある河口佳高さんの匂いがプンプンする。
 
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「はたらく魔王さま!」の生活感を支える二つのディテール 

はじめに

「はたらく魔王さま!」が面白い。

この作品は貞夫、恵美ともに庶民的なしみったれた生活が描かれているが、
こうした生活感溢れる作品が私は好きだ。
他には「天体戦士サンレッド」も生活感溢れて好きだ。

※ちなみに両作品ともに、
特撮ヒーローと悪役、勇者と魔王というように
両者の関係自体をパロディものである点では共通している。

では「はたらく魔王様!」の生活感を支えているものは何か。
それは、画面の所々に出てくる二つのディテールである。

生活感を支えるディテール~現実にあるものを拝借する

まず一つ目は、現実のものを拝借して生まれるディテールである。
アニメでは、現実にあるものの名前を変えた店名・商品名・番組名が登場する。
本作でいえば、貞夫がバイトしているマグロナルドが該当する。
そんなこの作品は、お店を含めて現実にあるものを文字った描写が多い。

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マツモトキヨシ→マツモトショウタ

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docomo→docodemo

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突撃!隣の晩ごはん→爆撃!隣の夕ゴハン

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月間サンデーGX→月間ヨンデーFF

こうした現実に生きる中でよく見かけるものが、本作では多く登場することで
視聴者に自然と親近感を与えてくれるのだ。

貧乏のディテール、そしてリアリティ

二つ目は貧乏のディテール。
次に、恵美、貞夫の両方の食べているものを取り上げる。

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恵美:ご飯、唐揚げ、フライ

※ここで勇者が、上の爆撃~の番組を見ていて、
勇者の食事と番組で紹介される家の食事が対比されている。

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貞夫:ご飯、こんにゃく、キュウリ

さびしい、どちらも食事としては寂しいものを感じる。
貞夫側には食費を切り詰めて、食事を作っているように見えるし、
恵美側は、安くてカロリーの高いものを選んでいるようにも見える。

ただこうしたわびしい食事シーン、貧乏のディテールがあるからこそ、
恵美が財布を落として何にもできずに貞夫の家で
1枚の毛布に包まり寝る描写とかが、積み重ねとなって生きるのだ。

まとめ

人がリアリティを感じやすいのは、強さ・凄さ・豪華さよりも
はたらく魔王様!のような、貧乏臭さや弱さであると思う。

そしてキャラクターの貧乏臭い描写が
現実にあるものの名前を変えた店や番組名などが出てくる世界の中に溶け込んで
正確な意味での現実ではないが、親近感を感じさせる現実に近い世界観を上手く表現している。
はたらく魔王様!とはそういう世界なのだ。

今後もこうした貧乏臭いことで親近感を感じさせる描写があるかわからないが、
はたらく魔王様!という作品はこうしたディテールによって支えられていると感じた。

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何より、ストーカー気質もある恵美が可愛い。この辺りのキャラの怖さは

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細田直人さん的な意味で、我妻由乃に繋がる部分があると思う。
  
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[ 2013/04/12 21:33 ] はたらく魔王さま! | TB(34) | CM(3)